2022.04.30基礎知識

分散型自律組織( DAO )とは? 特徴・問題点ほか

分散型自律組織(DAO)とは?

DAO(Decentralized Autonomous Organization)は日本語で「分散型自律組織」となります。

ブロックチェーンに基づく組織や企業の形態の一つで、特定の中央管理者を持たず世界中の人々が協力して管理・運営される、コンピュータやネットワーク、ノードによって自動化と分散化がされた組織のことです。

もちろん、中央管理者を持たないため政府などにも支配されません。

そのため、ブロックチェーン上のスマートコントラクトにコード化されており意思決定には組織全員が参加でき、提案と投票が用いられ、グループの承認なしでは何も決まらないことになっています。

 

また、今後暗号資産業界のプロジェクトの多くはDAOによって管理されると言われています。

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分散型自律組織(DAO)の特徴

管理者がいない

中央集権的な組織に支配されず、リーダーや社長のような人がいません。

元々ある独自のルールに従い、ブロックチェーン上で実行されるため誰かがその仕組みを勝手に変えることもできません。

もし、仕組みなどを変える際は投票で決めることになります。

そのため、不正がなく安心して参加できます。

 

オープンソースで透明性が高い・誰でも参加可能

管理者がいないだけでなく、全てのDAOによる情報は公開される完全自立型のため透明性が高いと言えます。

ルールや組織、オープンソースのブロックチェーン上に構築されているため誰でも情報を見ることができ、財務情報も監査することができます。

そのため、インターネットにアクセスさえできれば誰でも参加でき、DAOトークン保有、購入することができ、意思決定権を持つことができ参加できます。

また、事業の資金集めや寄付をするためにDAOを設立することもでき、誰でもDAOを作るのが可能で、外部の人材採用・物品発注も理論的に可能です。

もちろん、誰でも参加などができますが、サービスを利用されたり、資金を提供してもらうのは運営者次第になります。

 

NFTやメタバースと関連付けられている

例えば「Decentraland」というDAOでは、仮想世界で「LAND」と呼ばれる土地を購入でき、NFTをユーザー同士で取引することができます。

また、PleasrDAOではNFTの収集をするDAOであり、投資家同士で資金を出し合ってNFTを購入しています。

ちなみに、NFTを担保にして資金の借り入れをしたDAOはPleasrDAOが初めてで、DeFiプロトコルである「Cream Finance」から仮想通貨を借りたことで知名度を上げました。

 

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さまざまな種類のDAOがある

MakerDAO

通貨名:Maker

ティッカーシンボル:MKR

価格:¥234,427.30(2022年4月21日現在)

時価総額:¥228,436,884,718.71(2022年4月21日現在)

発行上限:1,000,000MKR

公式サイト:https://makerdao.com/ja/

イーサリアムのブロックチェーンを活用し、ステーブルコインであるDAIを発行できます。

MakerDAOでは誰でもドルのステーブルコインを発行することが可能、DAO内での意思決定に関わることができます。

 

Augur

通貨名:Augur

ティッカーシンボル:REP

価格:¥1,775.40(2022年4月21日現在)

時価総額:¥19,518,878,046.14(2022年4月21日現在)

発行上限:11,000,000REP

公式サイト:https://www.augur-japan.com

分散型の予測市場プラットフォームで、参加すると「ビットコインは年内に1000万円を超えるかどうか」「次の米国大統領選ではどちらが勝利するか」などのさまざまな予測に対して投票で参加できます。

 

予測が当たればトークンを受け取れます。

 

和組DAO

日本でも注目されており、Web3について話し合うこと、Web3に理解のある日本人を増やすことを目的とし、実際にNFTを購入したり、DAOの意思決定に携わったりできる人を増やしていくのを想定したオープンコミュニティです。

 

DAOやDeFi・NFT・ブロックチェーン・メタバースなどに関心のある初心者や起業家などが参加しており、Discordのメンバーは2022年2月時点で3,700人を超えています。

 

BitDAO(BIT)

通貨名:BitDAO

ティッカーシンボル:BIT

価格:¥162.90(2022年4月21日現在)

時価総額:¥95,503,642,214.96(2022年4月21日現在)

発行上限:10,000,000,000 BIT

公式サイト:https://www.bitdao.io/

BitDAOは、海外取引所BybitがサポートしているDAOで、トークンであるBITは、BybitやFTX・Gate.ioで取り扱いしています。

目的は今後成長していくDeFiを発見し、出資・流動性の供給といった支援をすることです。

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Uniswap (UNI)

通貨名:Uniswap

ティッカーシンボル:UNI

価格:¥1,203.08(2022年4月21日現在)

時価総額:¥829,118,722,505.02(2022年4月21日現在)

発行上限: 1,000,000,000UNI

公式サイト:https://uniswap.org/blog/uni

 

分散型取引所(DEX)を提供しており、トークンはUNIです。

流通制マイニングという、特定の仮想通貨を預けてトークンを受け取ることであり、「UNI」を受け取れるというサービスがあります。

 

分散型自律組織( DAO )の問題点

問題点の修正に時間がかかる

株式会社のような会社形態ではないため、管理者がいないことで参加者同士の合意により方向性やシステムの修正などが行われます。

しかし、何か決める際に必ず参加者の合意がなければならず、社長などが独断で決めるなどということができないため時間がかかってしまいます。

すぐ解決しなければいけないトラブルの際も合意を得るのに遅ければ死活問題になってしまいます。

また、参加者が多ければ多いほど合意に時間がかかってしまいます。

 

ハッキングリスク

先ほどの問題点の修正に時間がかかることで、その間にハッキングされて、仮想通貨が盗まれる可能性があるというデメリットがあります。

実際に2016年6月THE DAOはプログラムの欠陥からハッキングにて約360万ETH(約52億円)を盗まれる「The DAO事件が発生しました。

この場合は参加者の合意により、ブロックチェーンをハッカーに盗まれる前の状態に戻ることで盗まれた資産を取り戻していますが、これを機に意見が保有者の中で割れ、イーサリアムクラシックが誕生しました。

法整備が未発達

日本だけでなく世界中でDAOに関する法律がまだ少ないです。

これから世界的な法律というよりも各国で法律が決められることもあるでしょう。

 

また、法整備が未発達なだけあって2017年にブームになったICOのように多額の資金を集めてそのまま持ち逃げしてしまう人もおり、大手取引所のハッキング事件もありました。(ハッキングされた分は保証されました。)

 

しかし、日本ではハッキングの被害を保証してくれるかもしれませんが、海外の取引所では保証してくれるかわかりません。

また、仮想通貨自体がサービスを終了したりなどしても誰も保証してくれません。

 

まだ日本の方が安心して取引ができるかもしれませんが基本的に自己責任となります。

 

DAOを購入できる取引所

DAO関連銘柄を日本国内の取引所では取引することができません。

そのため、海外の取引所を利用する必要があり、DAOが購入できる仮想通貨に変換してから購入する必要があります。

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