
仮想通貨 ヘデラ(Hedera/HBAR)の特徴・買い方・将来性
近年、多くの仮想通貨プロジェクトが台頭してきています。
その中で新たに注目を集めているのが、「ヘデラ(Hedera)」です。
ヘデラは分散型元帳技術が特徴となっているプロジェクトで、Googleや野村ホールディングスなどの大手企業も運営審議会に参加していることで、注目を集めています。
そこで今回は、ヘデラの特徴や将来性について詳しく見ていきましょう。
目次
ヘデラ(Hedera/HBAR)とは?
仮想通貨名: Hedera
ティッカーシンボル: HBAR
価格(2022年11月時点):約6.6円
時価総額(2022年11月時点):約1515億円
市場ランキング:39位
発行枚数: 500億枚
購入可能な主な取引所:国内取引所の扱いなし
公式サイト: Hedera公式サイト
ホワイトペーパー: ホワイトペーパー
2019年9月にDr. Leemon Baird氏 及び Mance Harmon氏によりリリースされました。
ブロックチェーン技術を使わない新しいタイプの仮想通貨で、英国の医療現場や韓国の大手銀行など今多くの企業に注目されている期待のコインです。
ブロックチェーン技術に代わる優れた独自システムDAGを用い、Hedera Hashgraphのネットワークを用いたエネルギー効率の高い仮想通貨のため、高速かつ安全にスマートコントラクトを実行できます。
幅広い用途を持ち合わせており、さまざまな領域でユースケースが拡大しています。
また、ヘデラ(Hedera/HBAR)のガバナンス組織「Hdera運営審議会」には世界的大手企業が加入しています。
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ヘデラ(Hedera/HBAR)の特徴
ヘデラは、これまでの仮想通貨プロジェクトとは異なる特徴が用意されています。
・新型コロナウイルス対策に利用されている
・世界的な有名企業が運営に参加している
・新韓銀行も実証実験完了
・NFTの作成が可能
そこでここからは、ヘデラの特徴について詳しく見ていきましょう。
独自の分散元帳技術を使用
Hashgraph コンセンサスと呼ばれる独自の分散元帳技術を使用することで高速かつ安全に低料金に処理を行うことができます。
そのため、ブロックチェーンのデメリットを補うとされています。
その処理能力の高さは、1秒間に処理できる情報量BTC3~TPS 、ETH12~TPS、HBAR10,000~TPSと比べ物にならないくらい高く、ホワイトペーパーでは、VISAカードネットワーク全体と同等の取引量を処理することが可能と記載されています。
送金コストはBTC22.57ドル、ETG19.55ドルに比べHBARは0.0001ドルと約0.00000474833倍とこちらも比べ物のならないくらい低料金です。
また、トランザクション承認時間はBTC10~60分、ETH10~20秒、HBAR3~5秒と明らかに速いです。
さらに、エネルギー量も 0.00017kwhとBTC、ETHよりもずっと抑えられています。
そのほか、DAGは取引データを直接繋ぎ、マイニングを必要としないため取引過多で取引が遅れること、手数料が高騰するなどの心配がありません。
ちなみに公式HPでは、ビットコインを第一世代、イーサリアムを第二世代、ヘデラ(Hedera/HBAR)を第三世代と位置付けているくらい自信があるように見受けられます。
SDGsなど環境について考えるようになり、ビットコインのエネルギーの消費問題などが物議を交わし、テスラのCEOイーロンマスク氏もビットコインが環境に負荷をかけている自社でのビットコイン決済を取りやめて価格が下落することもありました。
しかし、ヘデラ(Hedera/HBAR)ではその技術力の高さのほか、コスト削減と効率の向上を可能にし、持続可能性の目標を達成する目標を掲げています。
新型コロナウイルス対策に利用されている
2021年初めにイギリスがヘデラ(Hedera/HBAR)を利用して新型コロナウイルスワクチンの供給と管理をしました。
そのため、低コストかつ効率的に記録することが可能となりました。
管理においてはある一定の温度と期間で保管することが可能で、新型コロナウイルスワクチンの接種記録システムの誤登録もありません。
それだけでなく保管と管理が低価格でスピーディーにできるようになりました。
新型コロナウイルスの対応で忙しい医療現場にとって頼もしい存在であり、他の国でも利用される可能性もあります。
また、米疾病対策センター(CDC)と世界保健機関(WHO)、関連する臨床試験データ、Twitterからデータを取得して視覚化する機能を有しており、新型コロナウイルスについての情報の改ざんを防ぐことができます。
世界的な有名企業が運営に参加している
パブリックではなく「ヘデラ運営審議会」と呼ばれる団体が運営しており、世界的な有名企業が参加しており下記が参加している企業となります。
・Google(世界最大の検索エンジン)
・IBM(米国のIT大手企業)
・野村ホールディングス(日本の大手証券会社)
・AVERY DENNISON(世界的な科学材料メーカー)
・DBS(東南アジア最大の総合金融機関)
・BOEING(世界最大の航空宇宙機器開発製造会社)
世界的な大企業が参加しているため多くの資金が集まることでもあり、審議会の参加企業が年々増えており信頼できるプロジェクトです。
実際、googleが参加を発表した時、ヘデラ(Hedera/HBAR)の価格が4倍まで伸びました。
新韓銀行も実証実験完了
韓国の大手銀行である新韓銀行は、数ある仮想通貨の中からヘデラの技術を使って国際送金をする実証実験を完了させたことを発表しました。
また、ヘデラ(Hedera/HBAR)は新韓銀行だけでなくスタンダード銀行(南アの大手銀行)やDBS銀行(シンガポールのメガバンク)とも提携しているため今後利用される可能性があります。
NFTの作成が可能
HTS(Hedera Token Service)を開始し、スマートコントラクトなしで簡単にNFTを作成したり、企業が独自トークンを発行することができます。
実際に、仮想通貨技術を積極的に利用しているゲーム開発企業のAnimoca Brandsとヘデラが共同でサッカーのNFTゲームを開発することが決まっています。
この企業は過去にはSANDトークンでお馴染み「The SandBox」を開発した経験があります。
ヘデラ(HBAR)の上場取引所/買い方
Hedera Hashgraph(HBAR)は国内では購入することができません。
海外で唯一バイナンスにて購入が可能です。
バイナンスであれば日本の方でも取引が可能で、世界的取引所でもあり、ヘデラ(Hedera/HBAR)の全取引量の約40%を占めており、日本語対応しているため利用しやすいでしょう。
ヘデラの買い方
具体的なヘデラ(Hedera/HBAR)の購入の仕方としてビットコインを国内取引所で購入後、海外取引所にビットコインを送金し、海外取引所にてビットコインでへデラを購入する流れです。
ちなみに国内取引所でビットコインを送金するのにGMOコインが送金手数量無料でおすすめな取引所です。
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ヘデラ(Hedera/HBAR)の将来性
ヘデラ(Hedera)はすでに注目を集めている仮想通貨プロジェクトですが、今後も今以上に価格を伸ばすことが期待されています。
・NFTの作成が可能になった
・アメリカのデジタル通貨として採用される可能性もある
・EMITECH社とのパートナーシップを締結
・多くの大企業が参加
・環境にも配慮されている
そこでここからは、ヘデラ(Hedera)の将来性について詳しく見ていきましょう。
新韓銀行の国際金融システムに採用
今まで国境を越えた送金は高い手数料と、取引完了まで1週間近くかかることもありました。
この問題を解決したのがへデラのネットワークを用いた国際送金プロジェクトでした。
このプロジェクトにより速く、より安く送金することができ、実用性を兼ねているため今後も注目されるでしょう。
NFTの作成が可能になった
唯一無二のデータを作れるNFTの作成ができ、市場規模も大きくなり、NFT作品の購入金額も何億円以上も超え人気が高まっています。
ヘデラ(Hedera/HBAR)の低料金かつ高速で処理ができ、大手企業の参入もあるNFT業界のため今後の将来性もあると言えます。
アメリカのデジタル通貨として採用される可能性も
アメリカが中央銀行のデジタル化を目指しており、そのプロジェクトにへデラもマイクロソフトとIBMと共に進めています。
大手企業とタッグを組んで行っているため信頼性と将来性に期待できます。
EMTECH社とのパートナーシップを締結
安全性が高く、エネルギー効率が高いとされEMITECH社と共にCBDC(中央銀行デジタル通貨)ソフトウェアを開発するためパートナーシップを締結しました。
これにより国のお金を今まで管理している組織の後ろ盾もあり、信頼性とその普及率は高いと言えるでしょう。
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ヘデラ(Hedera/HBAR)を利用する上での注意点
さまざまな魅力のあるヘデラ(Hedera/HBAR)ですが、実際に利用する際には注意しておいた方がよい点もあります。
・価格が下落することも考えられる
・国内取引所で購入することができない
そこでここからは、ヘデラ(Hedera/HBAR)を利用する上での注意点について見ていきましょう。
他の仮想通貨と競合する可能性がある
ヘデラの分散型元帳技術は、独自の技術となっています。
そのため、近年は金融業界で大きな注目を集めているようです。
しかし、仮想通貨業界が人気になるにつれて、大手企業が仮想通貨プロジェクトに力を入れるようになっており、日々新しい技術が誕生してきています。
実際に世界初の仮想通貨であるビットコインと異なる形で作られたのがイーサリアムであり、そのイーサリアムの問題点を解決するために生み出された仮想通貨も多くあります。
このように新サービスが登場してきている環境だからこそ、これからヘデラと同じような性質の仮想通貨が登場する可能性も十分に考えられます。
そうなると、競争が激化する可能性が高いといえるでしょう。
価格が下落することも考えられる
ヘデラは独自のサービスを展開しており、今後の価格高騰が大きく期待されています。
しかし、投資である以上、必ず上がるということはありません。
これまでも多くの仮想通貨が登場してきており、期待をして購入した方もいると思いますが、実際に上がったというケースは少ないです。
そのため、購入したのに元本割れしてしまうことも考えられるでしょう。
どの仮想通貨でもこのリスクはあるので、ヘデラに投資をする場合には必ず余剰資金を使うようにしておきましょう。
国内取引所で購入することはできない
現時点では、ヘデラは国内の仮想通貨取引所に上場していません。
そのため、なかなか気軽に購入することができないと感じる方もいるでしょう。
海外の取引所の大半は日本円で入金することができないので、国内の取引所で有名な仮想通貨を購入して、それを海外取引所に送金し、ヘデラを購入するという手続きが必要となります。
2つの取引所での口座開設も必要となりますし、手続きも面倒になるので、不便だと感じる方もいるようです。
ヘデラを購入するなら「Bybit」がおすすめ
海外の仮想通貨取引所の中でも、すべての取引所がヘデラを利用しているというわけではありません。
そのため、たくさんある業者の中でどれを選べばいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
そのような方には、「Bybit」がおすすめです。
Bybitは日本語対応も充実しており、さまざまな通貨が扱われているので、日本人からも高い人気を誇っています。
初心者でも使いやすい仕様となっているので、国内取引所とBybitを開設するといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ヘデラは独自のサービスを展開しており、これから金融業界に革新を起こすことが期待されています。
そのため、すでに多くの企業が参入してきており、実証実験も行われているようです。
今はまだ価格が低いですが、今後今以上に注目が集まってくれば、価格が高騰することも考えられます。
安いうちに保有しておくことによって、大きな価格高騰を狙うことができるかもしれません。
しかし、注目度の高いサービスが出てくると、それに代わるサービスが登場することもあるので、こまめにチェックしておいた方がよいでしょう。
今後のヘデラの躍進に期待が高まります。