2021.09.09通貨名

【仮想通貨】イーサリアム(ETH)って何?分かりやすく徹底解説!

仮想通貨初心者の方の中には、仮想通貨と言えば「ビットコイン」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、「イーサリアム」もビットコインと並んで知名度が高く、人気のある仮想通貨の1つです。

仮想通貨は通貨によってその成り立ちは大きく異なります。
そのため、それぞれの通貨の特徴や仕組み、価格の推移などをチェックして購入する必要があるでしょう。

仮想通貨は価格の変動がかなり大きく、短時間で大きな価格変動を見せることもある分その通貨についての知識を持っているか持っていないかで損得の命運を分けてしまうということもあります。
そこで今回は、仮想通貨初心者の方向けにイーサリアムの特徴や購入するメリットなど、徹底的に解説していきます。

 

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イーサリアムとは?

 

イーサリアムとは、ビットコインに続き時価総額2位と言われている仮想通貨の一種です。
取引所等では、「ETH」と略して記載されることが多くあります。

イーサリアムが作られたのは2013年なので、ビットコインよりも3年遅れということになります。
製作したのはヴィタリック・ブリテン氏です。

ビットコインとは全く違う仕組みで構築されており、異なる魅力があるために注目を集めている仮想通貨です。

 

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イーサリアムの特徴

イーサリアムとは、最初に構築されたビットコインと全く違う仕様になっていると言われています。

では、イーサリアムはどのような違いがあるのでしょうか?
より分かりやすくイーサリアムの特徴についてみていきましょう。

 

スマートコントラクトを利用している

 

イーサリアムとは通貨の名前のことだと思っている方は多いでしょう。
しかし、実際にはその通貨を成り立たせている仕組みの名前のことを指しており、イーサリアムというシステムは、分散型のアプリケーション(DApps)のことです。

DAppsとは、ブロックチェーンの中に「いつ、誰から誰に、いくらの金額が支払われたのか」という内容と、アプリケーションプログラムが記録されています。
この仕組みのことを「スマートコントラクト」と言います。

スマートコントラクトとは、その名の通り取引の際の契約を自動で行ってくれる仕組みのことです。
わざわざ人が介入しなくても取引が成立するという仕組みは、ブロックチェーンとの相性がいいことによって最近注目を集めています。

スマートコントラクトの仕組み自体は、最近できたものではなく昔から利用されてきています。
例えば、自動販売機は人がいなくても機会の中に適切な金額を入れてボタンを押すだけで商品を購入することができますよね。

このような仕組みもスマートコントラクトの1種で、より高度な取引をネット上で行えるようにしたものを利用して構築されているのがイーサリアムという通貨です。

 

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独自のトークンを作ることができる

 

イーサリアムは通貨の名前ではなく分散型アプリケーションのことなので、その仕組みを利用することによって「トークン」という名前のコインを自分で発行することができます。

このトークンと言われるコインは、いわゆる暗号資産のことで個人や企業が独自の通貨を発行することによって権利を証明することができる上に、流通させて取引をすることも可能です。
ただ、現状日本では自由に流通させることはできなくなっています。

実際にこれまでに1万を超える独自のトークンが発行されており、それによって仮想通貨界隈は大きく盛り上がっています。

 

送金時間が早い

 

仮想通貨を誰かに送金するためには、マイニングが必要となります。
ビットコインのマイニングは10分に1回行われると言われていますが、イーサリアムでは15秒に1回とその早さは明白です。

そのため、より早く送金することが可能となっています。
より早く送金できることによって、便利に感じるというユーザーは多くいるようです。

 

発行上限がない

 

最初の仮想通貨であるビットコインは、その希少価値が維持されるように設計の段階で発行上限が設定されています。
発行上限があれば、市場に出回るビットコインの量はどれだけ年月が経ってもその数が変わらないので、より価値が高まっていく可能性があります。

しかし、そのような仕組みになっている分すぐにすべての仮想通貨が採掘されてしまわないように、マイニングによる報酬が減少してしまう半減期が存在します。

それに対して、イーサリアムの場合は発行上限が定められていません
上限がないということは半減期も存在しないので、より多くのユーザーが積極的にマイニングを行うことが予想されます。
長期間マイニングをしてくれる人がいることによって、イーサリアムは安定して普及することになると言われており、安心して利用できる要因と言えるでしょう。

ただ、イーサリアムを作ったヴィタリック・ブリテン氏は、意味を持って発行上限を定めなかったわけではないようなので、今後は上限が設定される可能性もあります。

 

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今後イーサリアムが活用される可能性

 

仮想通貨は、今後より普及することによって一般化して利用されることが予測されています。

では、イーサリアムはどのような場面で活用される可能性が高いのでしょうか?

 

金融機関

 

これまでお金のやり取りを行う際には、金融機関が間に入って仲介することによってその信頼性を担保していました。

しかし、イーサリアムではスマートコントラクトが利用されているため、取引の内容がすべてブロックチェーンに保存された上で、人を仲介せずに自動で取引を実現させることが可能となっています。

この仕組みを利用すれば、仲介が入ることなく透明性を保った取引を行うことができるので、金融機関で利用される可能性は高いと言われています。

 

➡【仮想通貨】Defiとは?仕組みやメリット・デメリットを解説!

 

予測市場

 

予測市場とは、いわゆるギャンブルのことを指します。
例えば、競馬の場合はJRAが中央集権として管理を行い、ユーザーが未来の結果を予測してお金をかけて当たった人がその利益を獲得することができるという仕組みになっていました。

しかし、イーサリアムのブロックチェーンを活用すれば、誰でも好きなテーマでギャンブルの場所を作ることができると言われています。

これまでのギャンブルは中央集権があり、そこが利益を取ることが前提となっているので勝つことが難しくなっていましたが、イーサリアムを活用することによって非中央集権的な仕組みを構築することができるので、より安全で平等なギャンブルを実現することが可能となります。

 

不動産の取引

 

これまでの不動産取引の場合、物件や契約内容に関する信頼性を担保するために、間に不動産仲介会社を挟んで売り手と買い手が契約を結ぶという形式が一般的でした。
そのため、その分不動産会社に対して高い手数料を払わなければいけないので、費用が高くなってしまっていました。

しかし、イーサリアムのスマートコントラクトを利用することによって、不正や改ざんをすることができないので透明性の高い取引を仲介業者なしで行うことができるので、手数料を抑えつつ取引を実現することができます。

 

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イーサリアムが今後上昇すると言われる理由

イーサリアムは今後も価格が高騰していく可能性が高いと言われています。
では、どのようなことが理由でそのように言われているのでしょうか?

そこでここからは、イーサリアムが今後上昇する理由について見ていきましょう。

 

有名企業と提携している

イーサリアムは現在、microsoftやKDDI、三菱東京UFJ銀行などの多くの有名企業と提携をしています。
資本力がしっかりとあり、知名度も高い企業が提携していることによって、通貨としての信頼性が担保される上に開発のための資金が増えている状況だといえます。

今後、多くの企業がイーサリアムを通貨として取り入れるようになれば、よりイーサリアムへの注目が集まり、価格が高騰する可能性が高いでしょう。

 

 

DeFiの人気が高まっている

近年、DeFi(分散型金融)の人気が高まってきています。
分散型金融とは、これまでの金融機関のように中央管理者が存在せず、ブロックチェーンを使って金融資産を管理する仕組みのことを指します。

仮想通貨は中央集権的な存在がなく取引ができるという点が魅力的な通貨だと言われていますが、これまでは中央集権である取引所がなければ公平な取引を行うことができませんでした。
しかし、DeFiが登場して、取引スピードが大幅に早くなる上に手数料も安くなるため、便利に使うことができると人気が高まってきています。

DeFiの大半はイーサリアムのスマートコントラクトというシステムを基軸として使っているため、DeFi市場の成長が進むことによってイーサリアムを利用する方も増えることが予想されます。

 

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ICOの拡大

2021年に入ってから、仮想通貨業界は一気に成長を見せており、多くのサービスが登場しています。
その中でも注目すべきなのが「ICO」です。

ICOとは、「Initial Coin Offering」の略称で、企業が資金調達をする方法のことを指します。
これまでは企業が資本金を集める主流の方法は株式を利用した手法でした。
この場合、会社が株式を発行し、それを投資家に購入してもらうことによって資産を集めています。

これを仮想通貨で行うのがICOです。
企業が発行したコインやトークンを投資家に購入してもらい、それによって資金調達を行います。

しかし、株式投資のように投資家に対する対価は支払われません。
コインやトークンは需要によって価格が異なるので、投資家はその価値の変動を利用して利益を上げることがメインとなっています。

 

アップグレードの実施

イーサリアムは発行されてから、これまでに何度もアップグレードが行われています。
イーサリアムのアップグレードはフェーズ0からフェーズ2.0まで4段階に分けられています。

直近で言うと2021年10月に大型アップグレード「Altair」の実装が完了しており、本格的なPoSへの移行に向けて着実に進んでいる状況でしょう。
アップグレードによって送金速度は今よりも速くなり、手数料も削減されると言われています。

現在、さまざまな仮想通貨のコインが出現しており、主要な仮想通貨であるイーサリアムのガス代の高さや速度の遅さが問題として挙げられています。
そんな中での数年をかけた大幅なアップグレードは投資家にとっても魅力的な情報であり、注目を集めています。

実際にアップグレードが行われた後は価格の高騰が見られているので、アップグレードのタイミングには注目をしておいた方がよいでしょう。

 

ビットコインとの価格連動

イーサリアムと同じように知名度が高い仮想通貨として、ビットコインがあります。
ビットコインは初めて登場した仮想通貨のことで、現在も時価総額1位と圧倒的な人気を誇っています。

時価総額ランキングトップのビットコインとイーサリアムは、価格の連動性が高いと言われています。
連動性が高いということは、ビットコインの価格が上昇すればイーサリアムも高騰する可能性が高いということを指します。

現在、ビットコインの価格は右肩上がりで上昇しており、2021年10月18日には過去最高額である710万円台を記録しています。
これほどの大幅な価格高騰が見られていることから、イーサリアムも今後連動して大幅に価格が高騰していく可能性が高いということができます。

イーサリアム自体の値動きはもちろんですが、ビットコインのニュースや価格変動もしっかりとチェックしておく必要があるでしょう。

 

➡ビットコイン生誕12周年!価格推移の歴史と今後の推移は?

 

まとめ

 

いかがでしたか?仮想通貨というと、ビットコインというイメージを持っている方は多いですが、イーサリアムもビットコインに続き時価総額2位の人気のある通貨です。
イーサリアムの仕組みを活用することによって、今後の私たちの生活が大きく変わる可能性は高いので、ぜひ理解しておくことをおすすめします。

イーサリアムもこれからビットコインのように価格が高騰する可能性もありますので、気になる方は今のうちに購入してみてはいかがでしょうか?

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。