【NFT ✖️アート】とは? 売買できるマーケットを検証
目次
NFTアートとは
NFTの概念を持ったデジタルアートのことで、NFTの技術を用いることで世界に1つしかない代替不可能なものとなります。
また、現在から過去までの所有者の履歴が全て記録され、確認できます。
もちろん、代替不可能なため不正な取引、改ざん、停止のほかコピー品として出回り、無断で配布されるなどの心配がありません。
最近では一般人が作ったNFTアートでも高値がつくようになりました。
NFTアートには独自の売買プラットフォームが存在し、オリジナル作品の購入はもちろん、自分の作品を販売することもでき、誰でも簡単に始めることができます。
さらに、NFTアートの取引にはイーサリアム等の暗号資産が使われるため、取引所の口座開設やウォレットの保有が必要になります。
アーティストにとっても革命
NFTアートはコピー品が出回ることがなくなりアーティストにとって嬉しい限りですが、今まで通常のアートでは2次流通市場では何度転売されてもアーティストに対して報酬が支払われることがありませんでした。
しかし、NFTアートはブロックチェーン技術を使って、2次流通市場での取引でも一定の報酬をアーティストに還元できる仕組みを構築できるようになりました。
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話題になったNFTアート
2021年上旬には、有名タレントの香取慎吾さんがNFTアートを利用したチャリティプロジェクトを開始しました。
プロジェクトに参加し3,900円の費用を支払い「i enjoy!」をテーマに作成された壁画がNFTアートとして付与されるもので、わずか1日で1万人の参加者を達成しました。
有名タレント香取慎吾さんだからというわけかもしれませんが、NFTアート業界として異例の記録です。
また、若干8歳の少年が夏休みの自由研究として取り組んだNFTアート作品が約240万円で購入されました。
さらに、「手塚プロダクション」のNFTアートは、純売り上げの10%をユニセフおよび日本の子供たちに寄付する事を発表しました。
そして、海外ではBeeple(ビープル)のNFTデジタルアート作品「Everydays – The First 5000 Days」はスケッチを集めてコラージュしたもので、2021年3月11日に終了したオークションでは約6,900万ドル(約75億円)とNFTアート作品として市場最高額です。
一方、CryptoPunks(クリプトパンク)の24×24ピクセルのピクセルアートでは9枚のCryptoPunksが2021年5月11日に約1,700万ドル(約18億5,000万円)で落札されたました。
金額はそこまで大きくないかもしれませんが、最古のNFTプロジェクトとも呼ばれています。
子供でも売れる
話題になったNFTアートでの紹介もあったように、NFTアートは小学生でも作成することができ、インターネットで気軽に売買も可能です。
NFTアートを売買するにはNFTマーケットプレイスに登録し、暗号資産のウォレットを作成して入金するなど、子供だけでは難しいかもしれませんが大人の手伝いがあれば可能となるでしょう。
NFTアート作成に至ってもAdobe社製のPhotoshopやIllustratorを使かえば可能です。
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NFTを売買できるマーケット
コインチェック(Coincheck)
コインチェックは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など国内でも最多の銘柄を取り扱う計17種類の仮想通貨を売買できます。
2021年3月24日には、仮想通貨とNFTを交換できるCoincheck NFT(β版)の提供を開始しました。
ベータ版ではありますが、下記のNFTの売買ができます。
・CryptoSpells
・sandbox
・NFTトレカ
・Sorare
・Meebits
まだベータ版ということもあり、今後もNFTの取り扱いが増えたりする可能性もあります。
AdambyGMO(β版)
GMOインターネットグループ傘下であるGMOアダム株式会社が2021年8月にサービスを開始しました。
まだ、ベータ版でのリリースで一般のアーティストが出品できないほかNFTコンテンツの保有者のみが視聴できる保有者限定コンテンツあるなど一部サービスの制限があります。
アートや漫画、イラストなどのNFTコンテンツを取り扱い、2次販売も可能でクリエイターにロイヤリティ還元もあります。
また、クレジットカード・銀行振込を日本円で決済可能なためわざわざ暗号資産を購入したり、ウォレットの解説が必要ありません。
Nanakusa
株式会社スマートアプリが運営する日本初の登録制NFTマーケットプレイスです。
NFTが販売できるのは、スマートアプリに認められたクリエイターのみのため他のNFTマーケットプレイスよりも安心感が高いです。
・デジタルアート
・3Dアート
・ピクセルアート
・フォトグラフ
・ミュージシャン
・映像クリエイター
・Vtuber
など、さまざまなジャンルの売買ができます。
さらに、AdambyGMO(β版)のように日本円でNFTコンテンツも購入できます。
OpenSea
2017年12月にサービスを開始し、世界最大のNFTプラットフォームで、シンプルかつ簡単に登録から売買までの流れができ人気を集めています。
100万人超のユーザーが利用し、2021年8月の流通総額は約3,650億円、総出品数400万店超となっています。
また、初回の取引以外はガス代がかかりません。
海外のプラットフォームでありながら、村上隆氏やせきぐちあいみ氏、UVERWorldのTakuya∞氏なども出品していました。
もちろん、世界中のアーティストから作品を売買でき、安いNFTから超レアなNFTまで流通しています。
さらに、ロイヤリティが製作者に支払われる仕組みにもなっています。
Rarible(ラリブル)
アメリカのデラウェア州に本拠地を構える2020年からサービスを開始し、OpenSeaに次いで世界的なNFTプラットフォームです。
OpenSeaよりも簡潔にNFTの売買ができ、市場流動性マイニング制度を導入することで独自発行のトークンである「RARI」を獲得できます。
しかし、ガス代がやや高めに設定されています。
ゲームアイテムからアートまで売買でき、コミュニティ投票の参加権が獲得できるなど運営にも関わることができます。
しかし、ガス代が高いこと、日本語表記がうまく翻訳されていないことがネックです。
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NFTアートの種類
NFTアートは、一点モノタイプとコレクティブに分かれます。
一点モノタイプ
商品が1つしかない希少価値が高いNFTアートのことです。
本来NFTアートには鑑定書というそのアートが本物であるという証明が必要です。
しかし、一点モノタイプであればNFT自体が既に鑑定書のような役割を果たしています。
そのため、信頼性が高く、知名度が上がれば上がるほど価値が高まります。
コレクティブ
複数のアートが商品となっており、同じような商品でありながらもアートの形や輪郭や背景の色などが違う商品を購入することができます。
もちろん、数に限りがあり、後から販売されることで価値が下がるという心配がありません。
また、コレクション性があり、保有者のみが参加できるコミュニティであることが定義とされています。
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