2021.09.18基礎知識

チャートが重要!初心者でも分かるチャートの見方

これから仮想通貨の取引を行おうと思っている方の場合、「仮想通貨の価格がどういう風に変動するのかが分からない」「いつ仮想通貨を売買するのか見極めたい」と思っている方も多くいるでしょう。

そのために重要なのがチャート分析です。
ただ、初心者の方の場合、チャートをどう見たらいいのかもわからないという方が大半ではないでしょうか?
チャートの見方を見誤ると、その時に適切な判断を行うことができないため、損失ばかりが膨らんでしまうということになりかねません。

そこで今回は、仮想通貨の取引を行う際に重要となるチャートの見方を、初心者の方でも分かりやすいように解説していきます。

 

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仮想通貨の相場を分析する方法

 

仮想通貨の取引では、今後その通貨がどのように価格変動をしていくのかを予測して、どの通貨をいつどれくらい購入したらいいのかを判断する必要があります。
その判断が正しければ大きな利益を出すことも可能となりますが、失敗してしまった場合には含み損がどんどん膨らんでしまうということもあります。

そのタイミングや購入するコインを見極める分析方法として、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。
まずはこの2つについて理解しておきましょう。

 

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の仮想通貨の値動きのパターンを分析し、今の相場と重ね合わせて今後どのような値動きを見せる可能性が高いのかを考える分析方法のことを指します。
基本的にはチャートを見て分析を行うので、チャートの見方を理解しておく必要があります。

短期的な値動きを理解するのに適した分析方法と言われています。

 

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ファンダメンタルズ分析

 

ファンダメンタルズ分析とは、景気の動向やその通貨に関するニュースをチェックして、将来どのように価値が高まるのかどうかを予測するという方法です。
仮想通貨の場合は現在の開発の状況や今後どのように普及していく可能性があるかどうかでも価値が変わっていくので、世の中の動向を見ることによって価値を見分けることができます。

ファンダメンタルズ分析は長期的な分析にたけている方法と言われており、多少の変動があっても長期的に見ると右肩上がりかどうかを判断します。

 

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仮想通貨でチャート分析が重要な理由

 

仮想通貨では、チャートを見て分析をすることが重要だと言われています。
その理由として、仮想通貨のボラティリティの大きさが挙げられます。

仮想通貨は2010年に登場したまだ新しい通貨となっており、これまでの法定通貨とは違う非中央集権という仕組みをとっています。
そのため、仮想通貨の価格は投資家の需要によって変動しているのです。

現時点では仮想通貨を保有して売買する方はそこまで多くないですし、少しの価格変動で取引を行う方も多いので、かなりその価格の変動は大きいと言われています。
そのような相場の動きを見せる場合には、ある程度相場の動きを見ながら今後の値動きを想像することが必要となります。

このような理由から、仮想通貨の取引の場合はチャート分析を行うことが重要となります。

 

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仮想通貨のチャートの見方

 

ではここからは、仮想通貨のチャートの見方を解説していきます。

初心者の方でまだわかっていないという方は、しっかりとチャートの見方を理解してから取引を始めるようにしましょう。

 

ローソク足

 

仮想通貨のチャート画面には、四角い箱から上下に線が伸びているものがたくさん並んでいます。
これをローソク足と言います。

ローソク足はその時の時間軸の中で、どれくらい価格が変動しているのかを表す表示となっており、株やFXといった他の投資方法でもこの表示が使われています。

まず、ローソク足は陽線と陰線という種類があります。
その設定された時間軸の中で、スタートから取引価格が上昇していた場合には陽線となり、四角の部分が白となります。
反対に、その時間軸の中で、スタートから取引価格が下落していた場合には陰線となり、四角の部分が黒となります。

その上、ローソク足は1つで「始値」「終値」「高値」「安値」の4つの価格を示すことができる構図となっています。

陽線の場合、時間の中で価格が高騰しているので、四角の下が「始値」、四角の上のところが「終値」です。
四角から伸びた線の最も下のところが安値、上のところが「高値」を示しています。

陰線は始値と終値の場所が逆となります。

チャートは時間軸を分・時間・日と変動してみることができるので、さまざまな時間軸でどのような値動きを見せているのかをチェックすることができるでしょう。

 

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単純移動平均線

 

単純移動平均線とは、過去の一定期間の平均価格を算出して、その数値を線でつなげたものとなります。
視覚的に価格の推移が見やすくなるため、相場の動きを理解しやすくなると言われています。

主に使われる単純移動平均線は、5日の短期線・25日の中期線・75日の長期線が多いです。
短期線と長期線では単純移動平均線の軌道が異なることもありますが、その違いによってトレンドの転換やトレンドの強さを見ることができると言われています。

上昇トレンド

単純移動平均線でみる上昇トレンドとは、多少の相場変動がありつつも全体的に単純移動平均線が右肩上がりになっている状態のことを指します。
上昇トレンドになっている場合にはローソク足が平均線の上にあることが多くなります。

 

下降トレンド

 

単純移動平均線でみる下降トレンドとは、全体的に単純移動平均線が右肩下がりになっている状態のことを指します。
上昇トレンドと逆で、ローソク足が平均線の下にあることが多いです。

 

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ゴールデンクロス

 

ゴールデンクロスとは、異なる期間の単純移動平均線を表示した時に見えるシグナルのことで、トレンドの予測を立てる方法の1つです。
ゴールデンクロスの場合は、買いのシグナルと言われています。

期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線の下から上に抜けていった場合の状態のことを言います。

つまり、短期的な上昇の傾向が長期的な平均値を上回っているということになりますので、価格が高騰する傾向が高いと見ることができるので、買いのタイミングとなります。

 

デッドクロス

 

デッドクロスとは、異なる期間の単純移動平均線を使ってみるシグナルで、売りのシグナルと言われています。

デッドクロスと言われるのは、期間の長い移動平均線が期間の短い移動平均線を下から上に抜けていったことを指します。

つまり、短期的には価格が高騰していたとしても、長期的に見ると下落の傾向が高いということなので、今後下落していく傾向が高いということが分かります。
そのため、売りのタイミングということができます。

 

仮想通貨取引所のチャート分析ツール

仮想通貨取引所によって、付属でついてくる仮想通貨のチャート分析ツールは大きく異なります。

そこでここからは、おすすめの仮想通貨分析ツールを取り扱っている取引所をご紹介していきます。

 

コインチェック

コインチェックは国内で最も人気の高いと言われている仮想通貨取引所です。
利用者は初心者から上級者まで幅広く、誰でも使いやすい使用感が人気となっています。

コインチェックで取り扱っているチャート分析ツールは「Tradeview」です。
Tradeviewはさまざまなインジケーターを使うことができる上に自分で図形を描画することもできるため、より自分のスタイルに合わせた取引が可能となっています。

注文を行う時にも「成行注文」と「指値・逆指値注文」を利用することができ、どちらもチャートを見ながら自分がここだと思うタイミングで注文を行うことができるので、細かい値動きに気を配りながら取引をすることができます。

仮想通貨のボラティリティは高く、少しの時間で大幅な変動を見せることもあるため、しっかりとチャートを見ながら取引できる環境はとても便利だと言えるでしょう。
ただ、Tradeviewを使って売買できるのはビットコインのみとなっており、アルトコインはチャート分析のみとなっているので注意しましょう。

 

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bitFlyer(ビットフライヤー)

ビットフライヤーは国内で最もビットコインの取引量が多い取引所です。

※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

 

ビットフライヤーには高度な取引ができる「bitFlyer Lightning」というチャート分析ツールが用意されているため、上級者の方でも満足のできる取引を行うことができると言われています。

bitFlyer Lightningには3つのチャートモードがあり、ライトチャート・クリプトウォッチ・オリジナルの中から自分の取引方法に合わせて利用することができるので、誰でも自分らしい取引を行うことができるでしょう。

IFDやOCOなどの特殊な注文を行うこともできるので、より高度な取引を実現したいと思う方はビットフライヤーを選ぶといいでしょう。

 

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DMMビットコイン

DMMビットコインは、いつも豪華なキャンペーンを実施している仮想通貨取引所です。
その上、レバレッジ取引が魅力的で、少ない資金しか準備できないという方であっても大きな資金を狙った取引を実施することができるため、キャンペーンと合わせて一攫千金を狙うという方も多くいます。

DMMビットコインは独自の取引システムを提供しているため、投資家がより自由にカスタマイズして自分が取引したい環境を整えることができるようになっています。
DMMビットコインは仮想通貨以外にもビットコインや株などの取引環境も提供しているため、その経験を生かした環境の作り方が魅力的だといえるでしょう。

 

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GMOコイン

GMOコインとは、13種類の仮想通貨を扱っており、オリコン顧客満足度1位を獲得している国内の仮想通貨取引所です。

スマホアプリでもチャート分析をすることができ、ノーマルモードとトレーダーモードの2つから選ぶことができるので、初心者から上級者でも満足できる環境が整っているといえます。

また、レバレッジ取引専用の高機能なツールも用意されているため、レバレッジ取引をする方も満足できるでしょう。

 

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ビットバンク

ビットバンクとは、第三者機関から高い評価を受けている国内トップクラスの仮想通貨取引所です。

セキュリティの高さや利用しやすさはもちろんですが、60種類以上のテクニカル分析を行うことができる環境も魅力的だと言われています。
そのため、豊富な手法で分析を行って取引をしたい方にはおすすめしたい仮想通貨取引所でしょう。

 

▶【初心者におすすめ】仮想通貨の取引におすすめの日本の取引所8選

 

まとめ

 

いかがでしたか?仮想通貨の取引においては、チャートを見て今後どのような値動きを見せる可能性があるのかを想定して取引をすることが重要です。
チャートの見方や分析方法を誤ってしまうと、思わぬ損失を出してしまう可能性が高いので注意する必要があります。

チャートを見る時には、ローソク足を使ってその期間の価格変動をチェックすることができますし、単純移動平均線を見て相場の動きを視覚的に見ることができるので、ぜひ一度使ってみることをおすすめします。
また、これ以外にもたくさんの指標があり、より具体的に重要なデータを簡単にチェックすることができるので、慣れてきたらいろいろなインジケーターを試してみましょう。

ただ、仮想通貨の価格変動は需要によって起こっているので、チャートだけではなく現在の開発状況や普及の進度を見ることも重要です。

 

【仮想通貨】販売所と取引所の違いを解説

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。