2023.02.03基礎知識

次世代動画プラットフォームTHETA(シータ)とは? 

仮想通貨を構築するのに使われているブロックチェーンの進歩により、新たにさまざまなサービスが登場してきています。
その中の1つが、動画プラットフォームであるTHETA(シータ)です。

現在抱えている動画ストリーミングにおける問題点を解決することができるシステムになっていることから、2018年に公開されると大きな注目を集めているようです。
そこで今回は、次世代動画プラットフォームと呼ばれているTHETA(シータ)について詳しく見ていきましょう。

仮想通貨THETA(Theta Network)とは

名称:Theta Network

シンボル:THETA

価格:179.44円(2022年6月16日現在)

時価総額:181,049,043,644.01円(2022年6月16日現在)

時価総額ランキング:38位(2022年6月16日現在)

発行枚数:10億枚

日本語対応:対応していません(英語・中国語・韓国語のみ)

公式サイト:https://www.thetatoken.org

 

仮想通貨THETA(Theta Network)は、2018年にMitch Liu氏とJieyi Long氏によって共同設立されました。

Liu氏はゲーム業界で長い経歴を持っていることで知られており、アドバイザーにはYouTubeの共同創設者兼、Twitch共同創業者のJustin Kan氏、元最高責任者のSteve Chen氏が参加しており、プロジェクトとしての信頼度や将来性の高さがうかがえます。

 

youtubeなどの中央集権的な企業のようでなく非中央集権型の動画プラットフォームの構築を目指しています。
そのため、広告費がないため動画クリエイターにより多くの報酬を支払うことが可能となっています。

また、ブロックチェーン技術によりサーバー容量の負担を減らし、特定の管理者を必要としない仕組みのため、高画質での動画配信や低コストでの運用を実現しています。

そして、NFTの需要拡大により今後の価格上昇が期待できると言われています。

 

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Theta Networkの特徴

THETA Networkは、これまでとは異なる特徴があると言われています。

 

THETA Networkの特徴

非中央集権的な動画プラットフォーム
・高度なセキュリティシステムかつ高画質な動画提供を実現
・Posを使ったステーキングサービスの提供
・簡単に仮想通貨を獲得できる(クリエイター向け)
・信頼度が高い
・「THETA」と「TFUEL」の2つのトークンを採用

 

そこでここからは、THETA Networkの特徴について詳しく見ていきましょう。

 

非中央集権的な動画プラットフォーム

THETA Networkの1番の特徴として挙げられるのは、非中央集権型の動画プラットフォームになっていることです。
これまでの動画配信サービスではより高度なサーバーが必要となることから、サーバー維持費用が高くかかることが課題とされていました。

しかし、THETA Networkを導入することによって、より低コストで運営できるようになったと言われています。
その上、高画質の動画を扱うことができるため、今以上に簡単に高画質の動画を扱うことができます。

また、サーバー容量の上限がほとんどありません。
世界中でTHETA Networkが使われるようになり、多くの方が動画をアップしたり閲覧したとしても、何の問題もなく運用することができるでしょう。

 

高度なセキュリティシステムかつ高画質な動画提供を実現

今までの動画配信サービスでは、サーバーに与える負荷が大きく4K・8Kのような高画質の動画を提供できませんでした。

しかし、シータはブロックチェーン技術にMulti-Level BFTを採用しています。
そのため、回路ブロックを分割することにより負荷を分散をさせて、ブロックの承認作業を高速化し、高度なセキュリティを保てます。

また、サーバーの不具合が少なかったり、運営の都合により動画配信が停止されることがありません。
そして、4K・8Kのような高画質な動画を低スペックなpCなどでも楽しめます。

ちなみに、SLIVER.tvと提携することで、League of LegendsやHeathstoneなどのeスポーツ動画の配信をしています。
SLIVER.tvは、すでにユーザーが多く、eスポーツ業界では非常に多くの人たちから支持を集めています。

また、将来このサービスはサムスン社のGalaxyシリーズのスマホに搭載される予定です。
実現すれば世界中の合計7500万台のデバイスにThetaが搭載されることになり、Thetaは世界中にユーザーを獲得、更なるエコシステムの発展が見込まれます。

 

Posを使ったステーキングサービスの提供

THETA NetworkではPos(Proof of Steak)を用いたステーキングサービスを提供しており、シータを保有することで報酬を得ることができます。
ステーキングが用意されていると、仮想通貨の取引がなかなか難しいという方でも簡単に収益を上げることができる点が魅力と言われています。

また、保有すれば報酬がもらえるため価格上昇にもつながりやすいです。
このことにより、THETAの価格が高騰することも期待されています。

 

簡単に仮想通貨を獲得できる(クリエイター向け)

THETA Networkでは、動画プラットフォーム内で動画を観たユーザーは視聴の際にシータを支払う必要があるという仕組みになっています。
つまり、動画を作ったクリエイターは視聴者数に応じて報酬を得ることができるのです。

現在の動画配信サービスの場合、無料で見ることはできますがサーバー代と動画配信者に配るための資金を稼ぐために、広告を掲載する必要がありました。
しかし、ユーザーから視聴する仕組みであれば、広告主を探す必要もありません。

その上、THETAを使う人が増えることによって、価値の高騰や安定も目指すことができるでしょう。

 

信頼度が高い

THETA Networkは、ソニーイノベーションファンドやグリー、サムスンなど世界的な大手企業から出資を受けています。
このことから、新しいサービスでありながら信頼度が高いと言えます。

また、Sierra Ventures、Heuristic Capital、VR fund、GFR Fundの4つの巨大ファンドが100億円相当を保有しています。
これだけ多くの資金が集まっていることから、よりサービスが魅力的なものになっていくことも予想されます。

「THETA」と「TFUEL」の2つのトークンを採用

シータトークン(Theta Token/THETA)とシータフューエル(Theta Fuel/TFUEL)の2つのトークンを採用しています。

シータトークンは、シータネットワークのガバナンストークンです。
バリデータ、またはガーディアンノードとしてステークする際、ブロックを生成する際、プロトコルのガバナンスに参加する際に使用することになります。

一方、シータフューエルは、シータネットワークで使用されるトークンです。
個々のユーザーがビデオストリームのキャッシングまたはリレーノードとして、冗長なコンピューティングおよび帯域幅リソースを共有するためのインセンティブとして機能します。

また、シータのプラットフォーム上におけるスマートコントラクトを利用した決済や、動画コンテンツなどを共有するときの手数料としても利用されます。

 

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シータ(THETA)の現在の価格推移

2018年1月に取り扱い開始以降、1ドル以下で2020年の終わりにかけて大きな価格変動は見られません。

しかし、2020年9月ごろから徐々に価格が上がり、2021年の2月までは小刻みな値動きでした。

2021年3月をさかいに大型アップデートが大きく影響したことで処理速度が高速化されたことが影響したのか急上昇しました。

その他にも手企業による100億円単位のTheta Network(THETA)ステーキングやTheta Network(THETA)の日本展開のスタートがありました。

3月29日には過去最高額となる$13.1の終値をつけ、取扱当初と比べても100倍以上に価格上昇しました。

 

5月以降は$4~8あたりで推移し、NFTの需要もあり価格は上昇したりもしましたが下降気味になっています。

 

 

仮想通貨THETA(Theta Network)の今後の見通し

THETA Networkは、これから需要が高まっていくと予想されています。

 

THETA Networの今後の見通し

・NFTの需要が高まる
大手企業が出資している

・動画配信サービスの需要が高まっている
・上場して取り扱う取引所が増える

そこでここからは、THETA Networkの今後の見通しについて詳しく見ていきましょう。

 

NFTの需要が高まる

2020年9月にはLINEブロックチェーン上でサービス展開を行い、NFT需要が拡大していけばさらに価格が上がっていくと考えられています。

NFTは、2021年頃から一気に注目を集めており、関連銘柄が大きく高騰するという事象が発生しました。
その値動きは現在少し落ち着いている状態ですが、だんだんNFTへの注目が世界的に大きくなってきていることから、今後も関連銘柄が高騰することが予想されています。

現在、NFT関連で注目を集めているのは、ゲームや運動などに関連したサービスです。
しかし、まだ動画配信関連のサービスに関しては、台頭してきていないようです。

そのことから、もしも今後NFTに関するサービスに注目が集まった場合、動画配信関連に関してはTHETA Networkに一気に注目が集まることも期待されます。

 

大手企業が出資している

ブロックチェーン技術を活用した高画質・低コストでの運用をしており、GoogleやGREE、サムスン、Binanceなど出資している企業も大企業が多いです。
大手企業が出資することによって大きな金額が集まりますし、そのことで信頼が高まってサービス利用者が大幅に増えることもあるようです。

さらに、NFTにも注目が集まっている今、2022年5月SONYと提携し、SONYの最新技術を活用した「Spatial Reality Display」と互換性を持つ3D NFT「The TikiGuy」を発表しました。
このように新たな技術と提携していくことによって、THETA Networkのサービスはより魅力的なものになるでしょう。

 

動画配信サービスの需要が高まっている

動画配信サービスの需要は年々高まってきていることが分かっています。
一般財団法人デジタルコンテンツ協会によると、2019年では動画配信市場規模が2,770億円でしたが、2021年にはが推計4,320億円と約1.5倍まで拡大しています。

このように動画配信が日常に組み込まれることによって、配信者・利用者が共に大きくなり、さまざまなサービスが利用されるようになるでしょう。
そのほか、4K・8Kの高画質の需要も大きくなりますし、クリエイターの需要も大きいです。

 

上場して取り扱う取引所が増える

現在、THETAは日本国内の取引所では上場していません。
そのため、日本人がTHETAを購入するためには、海外取引所を利用する必要があります。

ただ、新たな取引所に上場するタイミングで、THETAの価格が大きく高騰することはよくあります。
そのことから、今後THETAがさまざまな取引所に上場することによって、価格が高騰することが期待されています。

もしも日本の国内取引所に上場することがあれば、一気に注目が集まって価格が高騰することもあるでしょう。
すでにTHETAは時価総額ランキングでも上位に位置していることから、今後THETAが日本の取引所に上場することも充分に考えられます。

今後のTHETAの値動きには注目しておいた方がよいでしょう。

 

シータの購入方法

シータは日本国内の仮想通貨取引所では購入することができません。

そのため、一旦日本の仮想通貨取引所でシータが購入できる仮想通貨を購入し、海外取引所に送金してからシータを購入しなければいけません。

海外でシータを購入できる仮想通貨取引所は、Binance、gate.io、OKExとなります。

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。