BitDAO (BIT)とは?特徴・将来性・懸念点ほか
目次
BitDAO(BIT)とは?
通貨名:BitDAO(ビッダオ)
シンボル:BIT
時価総額(2021年11月時点):¥161,962,565,785
発行上限:100億枚
用途:ガバナンス投票
コントラクト:0x1A4b46696b2bB4794Eb3D4c26f1c55F9170fa4C5
主要取引所:Bybit
IDO:2億BIT
公式ホームページ:https://www.bitdao.io/
DAOとはDecentralized Autonomous Organizationの頭文字をとった単語で「ダオ」と読みます。
2021年6月に設立が発表された世界で一番新しいDAO(自律分散型組織)で、管理者なくして取引が可能です。
DeFi(分散型金融)に焦点を当てて活動していくとのことですが、具体的な活動は今後アナウンスされる予定です。
Bybit創業者ファンドなどを通じて2億3千万ドルもの巨額の資金を調達した(特定少数の投資家向けの私募で行われただけ)とプレスリリースで発表されました。
そのため、Bybitが主導するプロジェクトとも言えます。
目的としては、「既存のDeFiに不足しているインフラを構築し、BitDAOプロトコル上で行われる革新的なプロダクトの実現を目指すこと」でDeFiと従来の中央集権型金融であるCeFiの架け橋として双方の発展に貢献することがあるとされています。
BitDAO (BIT)の特徴
Bybitが主体となって開設されたプロジェクト
シンガポールの取引所で世界でも最大規模な仮想通貨取引所、Bybitが主導する新たなDAOプロジェクトです。
今注目が集まるDeFi市場における振興プロジェクトの発掘と支援を行うもので、既存の金融サービスより高いリターンを得られる可能性があり、多くの投資家が資産運用を行なっています。
・coinhako
・Kenetic
・Pythagoras Investment
・FOUNDERS FUND
・Alan Howard
そのため、大きな注目を集め、ローンチ時の管理資産(運用資産)が最も大きくなるDAOと言われています。
透明性と公平性があり、低コスト、短時間処理
人の手を加えることなくブロックチェーン上のスマートコントラクトで運営されるため公平で自動的に契約が実行されます。
また、行われた契約などは自由に見れるため透明性が高いと言えます。
さらに、自動的に契約などが行われるため人件費もかからず、短時間で効率良く運営していくことができます。
BitDAOのガバナンストークン(BIT)
BitDAOのガバナンストークンはBITです。
このガバナンストークンBITを保有することで出資先、出資額、利益の分配の決定など意思決定を行うことができます。
BITは2021年9月から現物取引が開始され、これまでに出資者の見返りと提供されたり、一般投資家向けに発行されたりしています。
MISOでのIDO参加者のボーナスがある
IDOの早期参加者には専用サイトにてETHとBITの両方がエアドロップされます。
IDOに使用したウォレットを接続すると獲得ボーナスを表示され、トークンの請求ができるようになっており、「Claim」をクリックしてメタマスクでトランザクションを送信することで完了します。
BitDAO(ビッダオ/BIT)の購入方法・買い方
BitDAOを直接購入できる国内取引所は無いため、bybitなどの海外の取引所から購入するしかありません。
また、一旦日本円から他の仮想通貨に変えてからの購入が必要となります。
さらに、現物取引だけでなくレバレッジ取引にも対応しています。
まだBybitの取引所を開設していない方はまずは仮想通貨取引所の登録手続きをおこないましょう
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詳細はBybitの取引所開設をご覧ください
BitDAO(ビッダオ/BIT)の将来性
BitDAO発行のBIT
BitDAOはBITというトークンを発行しており、価格向上のほか、保有することで配当を受け取ることが可能になりそうと言われています。
運用資金の規模が大きい
運用資金はbybitが定期的に売上から追加する予定で、プライベートセールで集めた資金は2億3000万ドルです。
そのほか、年間1000億円と言われており今後運用資金が増えることでより多くのプロジェクトに出資することが可能となります。
これらの運転資金は今後も提供が継続されると公表しており、2021年1月から5月にかけてのBybitの先物取引高の0.025%の資金を提供することが既に決定しています。
分散型組織としての動きにもなっております。
海外投資家の意見
海外投資家の中では2025年の時点で楽観的にみても510円、2029年に880円台とされており、ただの素人が予想しているわけではないため信憑性が高いと言えます。
出資者が豪華
すでにこのBitDAOには著名な投資家・企業が出資を行っています。
・ピーター・ティール(PayPal創始者)
・パンテラ・キャピタル(ファンド)
・ドラゴンフライ・キャピタル(投資会社)
・ハワードアラン(イギリスの億万長者)
など
日本では人気インフルエンサー青汁王子こと三崎優太さんなども投資しており、今後さらに投資される可能性があります。
CeFi(集権型金融システム)との架け橋に
将来的にはCeFi(集権型金融システム)との架け橋になるとも考えられており、今後DAOを採用する組織が増えてくる可能性は十分あります。
特定の企業やサービスを介するため資金が資産運用をサポートするため利便性が高く、資産を中央集権的に管理するため補償などの安心性も高いです。
また、DAOの管理も透明性や公平性があり将来性も高いと言えます。
価格推移と今後の価格について
2021年8月にBitDAOのIDOを開始し、209円を記録、9月にはロンチパッドを実施するもビットコインの価格に影響され134円と下がります。
同じく9月にステーキング・エアドロップを立て続けに実施し、Bybitへの上場もあることで209円に再び上昇します。
10月にはDeFi市場の活況とプロジェクトへの期待から190円台を維持するようになりました。
細かくみていくと2021年8月の209円というのはビットコインなどの多くの仮想通貨は1円以下で始まるケースが多い中でもかなりの高水準と言えます。
ただのその後の価格下降のビットコインへの影響は免れないようです。
そして、その後価格が上昇したようにプロジェクトなどが予定されていたり、実施されると価格が上がる可能性があり、今後もビットコインの影響を受けながら価格の上下を繰り返すようになるでしょう。
懸念点
規約変更が容易でない・ハッキングのリスクも
透明性と公平性があり、安心して参加できる反面、ブロックチェーン技術を使いスマートコントラクトで契約を実行するため、システムをすでに組み込まれているので契約を変更する際は容易ではありません。
また、契約後の内容変更も難しいです。
システムとなるとバグもあるため、不備や不利な契約となった場合簡単に変更を行うことができずハッキングされるリスクがあります。
ハッキングされてしまえば資金の流出も防げない可能性が高いです。
実際に「The DAO事件」というのがあり、分散型投資ファンドを構築を目的としたプロジェクトにてスマートコントラクトの脆弱性を逆手にとって資金を流出してしまったことがあります。
具体的には、ICOによる資金調達で約1,200万ETHを集めましたが、独自トークンのDAOをETHに変換することができるSplit機能に脆弱性が見つかってしまったのです。
流出が一部と言っても約350万以上のETHを奪われましたが、イーサリアムのソフトフォークによりハッキング前の状態に戻すことができ、結果的には奪取を防ぎました。
この事件を機にコミュニティ内部で分裂がおき、イーサリアムクラシックが誕生したのです。