2021.09.21基礎知識

ビットコインの歴史と今後価格推移の予想?

ビットコインは、世界で初めて登場した仮想通貨です。
登場した最初は全く価値がつかない通貨でしたが、2021年9月21日現在は1BTC=465万円とかなり高騰しています。

ビットコインがこれほどまで価値が高騰するまでに、どのような価格の推移があったのでしょうか?
また、投資業界の著名人は今後のビットコインの価格がどうなると予測しているのでしょうか?

今回は、まだ仮想通貨初心者の方向けに、ビットコインの価格推移について解説していきます。

 

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ビットコインの価格推移の歴史

 

ビットコインの始まりは、2008年にインターネット上に発表されたある論文が始まりです。

まったく無価値だったビットコインは、どのようにしてこれほど大きな価値を得ていくのでしょうか?
その歴史を振り返ってみましょう。

 

2009年:ビットコイン誕生

 

2008年にサトシ・ナカモトという方がインターネット上にある論文を発表しました。
それが今のビットコインに関する論文です。

その論文をもとに開発された「Genesis Block」が2009年に生成されました。
こればビットコインの誕生です。

しかし、2009年の時点では、まだビットコインの仕組みをした仮想通貨が誕生しただけで、それに価値を見出す人があまりいなかったために、1BTCは0円でした。

 

 

2010年:ビットコインに初めての価値&決済

 

初めてビットコインに価値がついたのは、2010年です。
New Liberty Standardというサイトが、ビットコインのマイニングにかかる電気代から1BTC=0.07円という価値が提示されました。

同年、フロリダのプログラマーが1万ビットコインを使ってピザ2枚を購入しました。
これが初めてビットコインが通貨として決済された日とされており、5月22日は「ビットコイン・ピザ・デー」と言われています。

この時のビットコインの価格は1BTC=0.2円でした。

2か月後の同年7月には「Mt.Gox」という取引所がサービスを開始し、世界中の方が取引をスタートしたため、一気に1BTC=7円まで高騰しています。

 

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2011年:初のバブル期&バブル崩壊

 

2011年に入ると、ビットコインにまつわるニュースがたくさん発表されます。
そのことにより、ビットコインに注目が集まり、一気に価格が高騰していきます。

1番最初の出来事は、初めてのビットコイン取引所であったMt.Goxが日本のTibanneという会社に買収されたことです。
この出来事をきっかけに、1BTC=70円まで高騰します。

その後、初めての仮想通貨バブルを向かえます。
そのきっかけとなったのは、同年4月にアメリカのTIME誌でビットコインの特集が組まれたことです。

一気に認知度を高めたビットコインは、1BTC=1500円まで価格を高騰させました。
初めて決済されたのが2010年5月で1BTC=0.2円だったため、そこから約1年で約7500倍の価格の上昇となっています。

しかし、初めてのバブルはすぐに崩壊してしまいます。
同年6月にMt.Goxが外部からのハッキングを受けてしまい、一気に価格は暴落して一時は300円台まで下がってしまいましたが、2012年頃になると初のマイニング報酬半減期を迎えたことにより、1BTC=1000円程度までは回復を見せます。

 

2013年:認知度が高まり2度目のバブル発生

 

2013年3月に発生したキプロス危機により、法定通貨に対する信頼度が低くなると同時に、法定通貨とは異なる性質となっている仮想通貨に一気に注目が集まりました。
そのことにより、一気に1BTC=4500円まで高騰します。

その後、2013年にはさまざまなビットコイン関連のニュースにより、一気に価値が上がっていきます。

10月に発表された中国の大手サイト「百度」がビットコイン決済を取り入れたことにより1BTC=15000円に、12月に日本のNHKがビットコイン特集を行ったことによって、1BTC=12万円台まで高騰しました。

2度目のバブルが落ち着くきっかけとなったのは、中国政府がビットコイン取引を禁止したことです。
このころから、国もビットコインの成長と人気から目が離せなくなってしまったので、さまざまな動きを見せます。

 

2014年:初めての暴落

 

2014年には、初めての暴落が発生します。

原因は、取引所であるMt.Goxがハッキングの被害を受けてしまったことです。
その際に85万ビットコインが盗まれてしまい、ビットコインの信用性は一気に崩れていきました。

この事件を受けて、Mt.Goxは取引所を閉鎖し、1BTC=1万8000円まで価格が下落してしまいます。

その後、大手企業がビットコイン決済を始めることによって4万円台までは回復を見せますが、2016年まで大きく価格が戻ることはありませんでした。

 

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2017年:爆発的に価格が高騰

 

2017年になると、価格が高騰するきっかけとなる出来事がたくさんあります。

4月には日本国内でのビットコインの人気を受けて、「改正資金決済法等」が制定され、8月にはビットコインキャッシュが誕生し、より注目度が高まり大きく価格を伸ばしました。

また、12月にはアメリカの先物取引所である「CME」がビットコインの取り扱いをスタートしたことによって、個人の投資家だけではなく機関投資家も多く参入することとなり、一気に1BTC=約200万円までの爆発的な高騰を見せました。

 

 

2018年:様々な規制が発表

 

2018年は、ビットコインの人気を受けてさまざまな規制が発表された年です。

GoogleやTwitter、Facebookなどの人気の高いSNSは仮想通貨の広告を出品することを禁止しています。
そのことにより、ビットコインの価格は下落していき、同年4月時点では1BTC=約70万円となり、そのまま下落の一途をたどって12月には30万円まで下がりました。

 

2019年:大きな価格の変化が起こる

 

2019年のビットコインの価格は、予想されていた以上に大きな乱高下を繰り返しました。

2018年の下落傾向は2019年になっても続いており、3月頃には1BTC=約35万程度となっていましたが、その後は価格が安くなったことを見た投資家が一気に投資を始め、6月に150万円まで復活します。

しかし、上昇の兆しは続かず、9月頃からはまた下落し始めてしまいました。

さまざまな出来事によって大きな下落を繰り返していたビットコインですが、11月に「Bitmex」という取引所が顧客情報を流出させてしまうという事件が発生してしまい、一気に不信感がただよい始めました。
また、その事件を受けて、中国政府はビットコインを含む仮想通貨の取引に関する取り締まりをより厳しくすることを発表し、1BTC=80万円まで価格が下落してしまいます。

2019年はこのようなボラティリティの高さに振り回された投資家もかなり多くいたでしょう。

 

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2020年:コロナで半減するも回復

 

2020年と言えば、新型コロナウイルスの蔓延による下落を思い浮かべる方も多いでしょう。
仮想通貨だけではなく、株やFXなどの投資でも急激な資産価値の下落が起き、世の中のパニックを表しているような状態となりました。

一時は1BTC=50万円台まで下落してしまいましたが、その後は徐々に回復し、5月に行われた3度目の半減期によって一気に100万円台まで価格が戻ります。

そして同年11月には、2018年以来の1BTC=200万円台までの回復を見せたので、今後の価格高騰を期待できると感じた人も多くいたでしょう。

 

2021年:過去最高の上昇トレンド発生

 

2020年からの上昇トレンドは、2021年の4月頃まで続き、多少の変動はありつつも上昇の一途をたどります。
そして、2021年4月には過去最高である690万円台までの高騰を見せます。

この高騰の要因として考えられるのは、IMF(国際通貨基金)がデジタル通貨に関する報告書を発表したことが挙げられます。
国際的な機関であるIMFはもともと仮想通貨に対して懐疑的な姿勢をとってきていましたが、仮想通貨は徐々に多くの機関で決済手段として認められてきているため、普及を認めるような発言を行ったのです。

このことによって、仮想通貨が今後より普及すると考えた投資家からの需要が高まり、大きな価格上昇が発生したということができます。

その後、5月頃から中国が仮想通貨を禁止する通達を発表したことによって価格は落ち着いていましたが、7月頃からまた上昇トレンドが発生しています。

同年11月にはビットコインの大幅アップデートが実施される予定となっていますし、ビットコインのEFTの承認も徐々に進んできているため、今後より価格が高騰する可能性も高いと考えられています。

 

 

著名人による今後のビットコイン価格予想

 

では、今後のビットコインの価格推移を著名人はどのように見ているのでしょうか?

ここからは、著名人の予想について見ていきましょう。

 

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NebraskanGooner氏:2000万到達

 

著名トレーダーであり、Twitterでも4万人以上のフォロワーを抱えているNebraskanGooner氏は、Twitterで2021年中にビットコインの価格は約2000万円に到達すると予測しています。

この予想の理由として、相場が2014年と同じ動きをしていることを挙げています。
2014年は大きな価格の暴落を経験しているのですが、その後大きな回復を見せています。

同じように一度暴落したビットコインの価格はそこから大きく高騰していき、2021年末には2000万円まで上がるということを予想グラフと共にツイートしており、そのツイートが注目を集めました。

 

 

PlanB氏:1000~2800万円

 

Twitter上でさまざまなビットコインの予想を発信している著名なアナリストであるPlanB氏は、「2021年年末までにはビットコインの価格は1000~2800万円まで到達するという予想を発表しています。

それ以外にも2025年には1億500万円まで到達する可能性が高いと発言しており、多くの人の注目を集めました。
ビットコインの供給量は開発当時に定められており、半減期を過ぎたことから今後の高騰は確実と言われています。

 

 

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まとめ

 

いかがでしたか?ビットコインは最初は全く価値がないところから、徐々に多くの人からの需要が集まり価値が高まってきています。
今は企業も参入してきており、より普及率が高まっているので、今後より価格が高騰する可能性が高いと言えます。

そのため、今後の値動きに注目しておくことをおすすめします。

 

 

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。