2022.04.09取引所

SushiSwap (SUSHI)とは? 特徴・将来性は?

SushiSwapとは?

取引所名:SushiSwap

設立:2020年8月

合計通貨ペア(2021年8月時点):1,793通貨ペア

総流動性(2021年8月時点):43億9000万ドル

24時間取引高(2022年4月時点): 2億5600万ドル(DEXの中で6位)

なお、SushiSwapも取引されており2022年4月現在の時価総額ランキングは141位で比較的上位にランクインしており、その実需の高さがうかがえます

公式サイト: SushiSwap公式サイト

 

多くのユーザーが利用し参加する人気なイーサリアムブロックチェーンを基盤につくられた分散型取引所(DEX)となっています。

初めはミーム的なプロジェクトでした。

しかし、大手デリバティブ取引所FTXのSam Bankman-Fried CEOの開発介入などもあり、誕生から一年経たないうちに、DeFi分野の主要プロジェクトへと発展しました。

 

 

また、ガス代の高騰を避けるためにイーサリアムのレイヤー2ソリューション「Polygon」でも、イーサリアムとの互換性を保ったまま利用できるようになっています。

 

 

さらに、渋谷の鮨屋「鮨渡利」が、SUSHIでの決済を導入したことで話題となり、職人の技をNFT(非代替性トークン)化した作品、「SUSHI TOP SHOT」を販売したことでも知られています。

 

 

SushiSwapの特徴

独自トークンSUSHIを発行

SushiSwapに通貨を預けることで、独自トークンSUSHIを報酬として手に入れることができ、同じようにSUSHIをUniswapに預けることで独自トークンUNIを手に入れることができます。

これらの行為を「寿司を握る」と言われ、その人のことを「寿司職人」などと呼ばれました。

 

その他、仮想通貨のレンディングサービス、IDOプラットフォームなども行っています。

 

『KASHI』と『BentoBox』の存在

2021年3月に、『KASHI(貸し)』と『BentoBOX(弁当箱)』のリリースを発表しました。

『BentoBOX』は、資産を預けることで報酬を得る仕組みを、より利用しやすくするプラットフォームです。

 

『KASHI』は、トークンの貸し借りができるようになり、金利で収入を得ることができ、担保にして別のトークンを借り入れたり、借入の際にレバレッジをかけることが可能です。

リリース当時は、シェフ・ノミ氏(本名でない)が開発を行っていましたが非難を受けることで、FTXのサムバンクマンCEOが開発を引き継いでいます。

 

SUSHIというトークンを発行しているため開発者は日本人だという憶測もありました。

しかし、GitHubでの開発に日本人が加わっていた可能性はあるものの、深い関係はなさそうで、実際に日本でのサービスを提供せず、日本でも普及していないため日本人ではないと見られています。

 

Uniswapからの派生

SushiSwapは無償公開されているUniswapのソースコードを利用してつくられ、2020年8月27日にローンチされた分散型取引所(DEX)で9月9日からサービスの提供が始まりました。

一見同じような作りと見られますが、最近ではオリジナルのサービスを提供することで差別化されています。

 

セキュリティ性と流動性が高いため人気のDEXとなりました。

また、Uniswapとも連携しており、SUSHIをUniswapに預けることでUniswapの独自トークンUNIを得ることもできます。

 

 

SUSHIが購入できる取引所

SushiSwapの独自トークンSUSHIは、ローンチから間もない2020年9月1日に、仮想通貨取引所BinanceとFTXに上場され、OKEx、フォビにも上場しています。

 

 

特にFTXのCEO(通称:アフロCEO)は、彼のTwitterには、度々「SushiSwap」や「SUSHI」といったワードが登場することからSushiSwapを高く評価していること伺えます。(FTX、フォビは2021年10月から日本からの利用はできません。)

このことからただのおふざけプロジェクトだと思われずにしっかりとしたプロジェクトだと多くの人に認識されました。

 

ちなみに、バイナンスは世界最大級の仮想通貨取引所で日本語対応しています。

 

BINANCEの口座開設方法

まだBINANCEの取引所を開設していない方はまずは仮想通貨取引所の登録手続きをおこないましょう

海外の取引所
「BINANCE取引所」の口座開設をする!"
「BINANCE取引所」の口座開設をする

詳細はBINANCEの取引所開設をご覧ください

 

SushiSwapに参加して報酬を得る方法

ステーキングを行う

SushiSwapのステーキングサービスは、『Sushi Bar(スシ・バー)』という名称でSUSHIをロックすることで継続的にステーキング報酬を得られます。

取引手数料の0.3%が参加者に配布され、そのうちの0.25%が流動性プロバイダに、0.05%がステーキング参加者に支払われます。

また、報酬を得るにはガス代が必要ですが、高騰している時は利益が少なくなるので注意です。

 

スワップする

スワップする方法としては

  1. 交換元の通貨にイーサリアムを指定し、数量を入力
  2. イーサリアムとSUSHIのいずれかで預け入れたい数量を入力する
  3. 交換先にSUSHIを指定する
  4. 交換を実行する(プールを実行する)

数量を片方決めればもう片方は自動的に計算されます。

また、様々な通貨同士で交換をおこなうことができ、2021年8月時点で通貨ペアの総数は1,793種類になります。

その他、スワップの場合もガス代の支払いが必要です。

 

イールドファーミングを行う

想定利回り(APR)が年利100%を超えるような、高利回りを狙える通貨ペアもありますが通貨ペアは予め指定されているため事前のチェックが必要です。

 

「MISO」にてIDOへ参加できる

「MISO」は、SushiSwap内のIDOプラットフォームで、参加方式が以下の3つあります。

・Dutch Auctions(ダッチオークション)

・Crowd Sales(クラウドセール)

・Batch Auctions(バッチオークション)

 

ダッチオークションとは、バッチオークションと対になる方式で、価格をどんどん下げていき最初に買い手をつけた人が購入できます。

クラウドセールは、購入価格が一定で数量限定販売になります。

バッチオークションとは、一般的にオークションと言われる場合に行われる方式で、価格をどんどん上げていき最後に価格を提示した人が購入できます。

\仮想通貨の利益は確定申告が必要です。仮想通通貨の税金計算でお困りの方は是非専門家にご相談ください/

税金計算にお困りの方
「税理士ドットコム」を使ってみる!"
「税理士ドットコム」に登録する

 

SushiSwapに投資を行うリスク

補償がない

日本国内では金融庁から認可されず、分散された取引所のため世界中の法律が適用されません。

そのため、何かトラブルが起きても自己責任、犯罪が行われたり、被害にあったりなどすることもあるでしょう。

例えば、数百種類のERC20トークンが上場しており、資金調達するためだけの詐欺銘柄があったりなど事前に詳しく自分で調べなければリスクが高すぎます。

 

日本語サポートがない

日本語のサポートがないため自力で翻訳するなどしなければいけず、英語がわからない人は手間がかかります。

 

システムバグのリスク

セキュリティが高いものの、誰が補償しているわけでもありません。

非中央集権で、システムにはプログラミングを使っており、自動で手続きなどが行われるため便利です。

しかし、プログラムを事前に設定されているためバグになる可能性もあります。

また、実際にSushiSwapでもIDOのプラットフォーム「MISO」でスマートコントラクトに重大な脆弱性(不正流出を未然に防いだ)が見つかったことがあります。

 

 

フリーワード検索

調査員おすすめ記事

よく読まれている記事

著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。