2022.01.23通貨名

【仮想通貨】ビットコインキャッシュ(BCH)の仕組みを解説

皆さんは、ビットコインキャッシュ(BCH)という仮想通貨を知っていますか?

ビットコインキャッシュとは、ビットコインからハードフォークされた仮想通貨です。名前が似ているため、同じサービスだと勘違いしてしまう方も多いかと思います。しかし、ビットコインとビットコインキャッシュの性質は全くの別物なのです。

今回は、そんなビットコインキャッシュの特徴や今後の将来性について、詳しく解説していきます。

 

 

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?

ビットコインキャッシュは、2017年8月1日に取引が開始された仮想通貨です。

ビットコインよりもはるかに優れた機能を持ち、人工知能や著名人、大企業が認める将来性のあります。2022年3月30日現在、コインマーケットキャップ時価総額ランキング26位価格は「1BCH=約46,125円」ですが、まだまだ大きく上昇する可能性は十分にあるでしょう。

 

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ビットコインキャッシュの特徴2つ

ここでは、ビットコインキャッシュの特徴を2つ紹介します。

 

ビットコインキャッシュの特徴
・ビットコインからハードフォーク
・スケーラビリティ問題を解決
・マイニングの難易度が自動調整されている
・発行上限と半減期はビットコインと同じ設定
・PoWによるマイニングが実施されている

 

ぜひ参考にして、どのようなコインか理解してください。

 

ビットコインからハードフォーク

ビットコインキャッシュの誕生は、ビットコインのハードフォークから始まりました。

ハードフォークとは、機能性の向上を目指したアップデートのことです。ハードフォークでは、それまで使っていたネットワークから、新たに別のネットワークに移行します。

ビットコインキャッシュの場合、2017年8月1日にビットコインからフォーク(分割)された。ビットコインキャッシュの最大の特徴は、ビットコインと比較してブロックサイズが大きいことです。

ブロックサイズとは、トランザクションを保存・蓄積するための1ブロックあたりの容量を指します。ビットコインもBCHも10分ごとにブロックを生成して取引を保存しているのですが、ビットコインのブロックサイズは1MB、ビットコインキャッシュのブロックサイズは8MBです。

つまり、ビットコインの約8倍の取引を処理することができるのです。さらに2018年5月には、ハードフォークによりブロックサイズがさらに大きくなり、32MBになりました。

しかも、ビットコインのハードフォークとして誕生したため、ビットコインの能力をはるかに超えているのです。また、ビットコインキャッシュは、ブロックサイズの拡大に加えて、「採掘難易度調整」機能も備えています。

ビットコインキャッシュは、ブロックサイズの増加に加えて、採掘者が採掘難易度を調整できる「マイニング難易度調節機能」を搭載し、より積極的に取引を承認できるようになり、結果として確認が早くなることが特徴です。

 

スケーラビリティ問題を解決

ビットコインキャッシュが誕生する前、ビットコインにはスケーラビリティという大きな問題がありました。

 スケーラビリティの問題点とは、加盟店数が増えると、十分な取引データを一括して保存できなくなり、送金の遅れが発生することです。

ビットコインの取引速度は、一般的に最大10件と言われています。

一方、VISAなどのクレジットカードは、1秒間に数百、数千の取引を処理できるため、圧倒的に利便性が高いのです。

また、ビットコインのユーザー数の増加に伴い、送金の遅延が発生するが生じています。ビットコインは「決済通貨」であるため、送金の遅れは致命的です。

ビットコインのハードフォークは、送金遅延の問題を解決するために設計されています。

 

 

マイニングの難易度が自動調整されている

ビットコインキャッシュでは、「DAA」と呼ばれるアルゴリズムが採用されています。
これによって、10分に一度のペースでマイニングによるブロック生成の難易度の調整が行われています。
そのため、取引速度を短くしたり、手数料を安くすることができるのです。

ではこのマイニングの難易度調整に関して、ビットコインと比較していきましょう。

ビットコインには「NDA」というアルゴリズムが搭載されています。
「NDA」は、2週間に一度取引量とマイナーとの関係性をアルゴリズムで調整しているようです。

ビットコインキャッシュが登場した当初、「NDA」を採用していたのですが、そのことによってマイナーの数が少なくなっていました。
このことにより、競争が激しくてマイニングの報酬が想定通りに受け取れなくなり、安定的に運用ができない状態となっていたため、DAAに変更しています。

その結果、ビットコインキャッシュ登場当初にあった問題が解決して、安定的にマイニングができるようになりました。

 

発行上限と半減期はビットコインと同じ設定

ビットコインキャッシュは、ビットコインから派生してできた仮想通貨です。
わざわざ別の通貨として取引されていることから、ビットコインとは全く別物になっていると考えている方もいるでしょう。

しかし、元は同じコインなので、発行上限と半減期はビットコインと同じ設定になっています。

 

発行上限:2100万枚
半減期:4年に一度

この点は、ビットコインと同じなので、そのことを覚えておきましょう。

 

PoWによるマイニングが実施されている

ビットコインキャッシュは、ビットコインと同じようにPoWによるマイニングが実施されています。
PoWは、作業を伴う承認作業のことで、マイナーと呼ばれる人々によってデータの承認が行われるという仕組みです。

マイナーは、演算能力の高いコンピューターを使って計算を行います。
そして、最も早く正しく処理を行ったマイナーに対して、仮想通貨が報酬として付与されるということです。

このことによって、マイニングの安全性は高くなっていますが、マイニングを行うためには高いスペックのコンピュータや電気代が必要となるので、このような課題があることも理解しておく必要があるでしょう。

 

ビットコインキャッシュの価格推移

2021年1月26日のビットコインキャッシュの価格は、約45,000円でした。

4月中旬に2021年高値を更新し、短期的には下落したものの、2021年5月に再び2021年高値に到達しました。しかし、5月19日にビットコインが大暴落し、ビットコインキャッシュ(BCH)の価格も15万円から8万円まで暴落しました。

BCHの価格はビットコインの価格と多少連動して変動しますが、ビットコインとは異なる仮想通貨ですので、値動きについては冷静に判断することが重要です。

ビットコインキャッシュは、2020年4月8日に半減期を迎えて以来、その価格変動に注目が集まっています。当時は27,000円程度でしたから、当時と現在では3倍近くになっていることになりますね。

 

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ビットコインキャッシュの時価総額が上がらない理由

ビットコインは、世界で初めて登場した仮想通貨です。
登場した当初から現在まで、ビットコインは時価総額一位の仮想通貨となっています。

しかし、ビットコインから派生したビットコインキャッシュは、時価総額26位となかなか上位に上がってはいけない状況が続いています。
このような状態となっているのには、理由があるようです。

 

ットコインキャッシュの時価総額が上がらない理由
・セキュリティ面に問題を抱えている
・半減期の問題が残されている

そこでここからは、ビットコインキャッシュの時価総額が上がらない理由について見ていきましょう。

 

セキュリティ面に問題を抱えている

ビットコインキャッシュの1番の課題とされているのが、セキュリティ面です。
元々、ビットコインから分裂して登場した通貨なので、ビットコインと同じレベルのセキュリティは確保していると考えられます。

しかし、ビットコインは時間の経過と共にアップデートが行われており、より安全に取引できる環境となってきています。
その点、ビットコインキャッシュはまだまだビットコインに比べると、安定した状態になっていないと判断する方が多いようです。

やはりビットコインから派生した仮想通貨だからこそ、ビットコインと比較されてしまい、どうせ保有するのであれば「ビットコインの方がいい」と考える方がいるのは当然です。
より現実的にセキュリティ面を強化していくことによって、ビットコインキャッシュの価格は高騰すると予想されます。

 

半減期の問題が残されている

ビットコインキャッシュには、半減期があります。
半減期になるとマイニングによって得る報酬が半分になってしまうため、半減期にはマイニングを行う方が撤退することが多いようです。

そのことにより、大量にビットコインキャッシュが市場に放出されることがなくなるので、レートが落ち込んでしまいます。
実際に半減期には取引を避けるトレーダーも多く、なかなか価格が上がりきらないという状態になるようです。

 

 

 

 

ビットコインキャッシュの今後の価格上昇の可能性

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今後、ビットコインキャッシュは価格が上昇していくと予測されています。

 

ビットコインキャッシュの今後の価格上昇の可能性
・国内取引所への新規上場
・決済サービスの導入
・アップデート
・海外取引所の基軸通貨

 

ここでは、その根拠を見ていきましょう。

 

 

国内取引所への新規上場

将来的には、新しくビットコインキャッシュが国内の取引所に上場されるかもしれません。

新規上場は、新たな仮想通貨が取引所で取引されることを意味します。仮想通貨取引所は、新しい仮想通貨を取引するだけではありません。

新たな仮想通貨の上場は、その通貨の将来性や安全性などを十分に見極めた上で決定されます。つまり、少なくとも新規上場時には、期待感もあって仮想通貨の価格は上昇する傾向にあります。

また、ビットコインキャッシュを取引していない日本の取引所もいくつかあるので、注意が必要です。

 

 

決済サービスへの導入

仮想通貨は、さまざまなサービスに利用されることで価値が高まります。

最も重要なサービスのひとつが決済です。仮想通貨は、電子マネーと同様に、現実のビジネスにおける決済や、現実の取引に利用することができ、現金と同じようなサービスを提供することができます。

日本では、仮想通貨による実取引の決済はまだ普及していません。

しかし、中国では決済・チャットアプリのWeChatにビットコインキャッシュを送金できるウォレット機能が追加され、ビットコインキャッシュを利用できる場面は増えていくと予想されます。ビットコインキャッシュは、日本だけでなく世界中の決済に利用できるようになることで、今後も価値が上がっていくでしょう。

 

 

アップデート

ビットコインキャッシュはブロックチェーンの仕様変更を重ねており、世界の潮流に対応したより柔軟な対応と機能向上が期待できます。2020年5月、ビットコインキャッシュは再度ハードフォークを行い、機能や仕様のアップデートを行いました。

今後、仮想通貨を使いやすくするために定期的に繰り返されることになりそうです。同コインはバージョンアップ前の需要増を見込んで価格が上昇する傾向があるため、将来性のある仮想通貨として注目され、人気が高まりそうです。

 

 

海外取引所の基軸通貨

基軸通貨は、取引所が主要通貨として取引する仮想通貨です。法定通貨の場合、取引を決定する通貨で、例えば日本円や米ドルがこれにあたります。

ほとんどの取引所では、基本通貨としてビットコインを使用しています。しかし、一部の海外取引所では、潜在的な需要や将来の需要を見込み、ビットコインキャッシュを基軸通貨として採用しています。

ビットコインキャッシュを基軸通貨として採用する取引所が増えれば、市場価格の上昇が期待されます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?ビットコインキャッシュは、アップデートを繰り返して機能の向上を続けています。

また、仮想通貨市場とともに上昇すると予測されている価格についても注目が集まっています。

ビットコインキャッシュの購入には、コインチェックがおすすめです。まだコインチェックへの登録がお済みでない方は、ぜひ登録を検討してみてくださいね。

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。