2021.11.11基礎知識

【仮想通貨】レンディングができるcompoundを解説

仮想通貨に関心が高い方であれば、最近話題になっている「compound」のことを聞いたことがあるという方は多いでしょう。

compoundはDeFiのアプリケーションの1つで、最近のDeFi関連銘柄の大きな高騰の際に注目を集めました。
しかし、名前は聞いたことがあってもどんなサービスが提供されているのか、よくわからないという方は案外多いのではないでしょうか?

そこで今回は、話題沸騰中のDeFiアプリケーション「compound」の仕組みと魅力について詳しく解説していきます。

 

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compoundとは?

compoundとは、DeFiアプリケーションの中の1つである分散型取引所(DEX)のことです。

分散型取引所は仮想通貨ブームの中でも注目を集めているジャンルとなっています。
その中でもcompoundはレンディングサービスにたけているため、自分で仮想通貨のボラティリティの高い取引をするよりも、長期的に保有して安定した収益を上げたいと考えている方に人気のあるサービスです。

compoundはまだ日本の金融庁からの認可は受けていませんが、世界的には人気が高いサービスと言われており、レンディングサービスの中では2位という評価を得ています。

 

DeFiについての基礎知識

最近注目を集めているDeFiとは、日本語に訳すと分散型金融となり、仮想通貨の取引を成立させているブロックチェーン技術を活用した金融サービスのことを指します。

仮想通貨が中央集権的な管理者を持たずに成立しているのと同様に、DeFiでも取引履歴はすべてのユーザーで管理する仕組みとなっているので、仲介人がいない分手数料を抑えたりより高速で利用することができると話題になっています。

また、ブロックチェーンは改ざんや不正を行うことができないため、より信頼性の高いサービスになると考えている方も多くいるようです。

 

 

DEXについての基礎知識

DEXとは、DeFiアプリケーションの1つで、分散型取引所のことを指します。

通常、仮想通貨の保管や管理をする取引所は、企業や組織によって運営されており、その企業が提供するコンテンツの中で取引を行う必要があります。
このような仕組みで成り立っている中央集権的な取引所をCEXと言います。

仮想通貨はもともと中央集権に頼らない通貨としてブロックチェーンを活用して作られていますが、中央集権的な仕組みである取引所に仲介してもらわなければ購入や売却ができないという点が難点だと言われていました。
しかし、DEXの登場によってすべてを管理者に頼ることなくユーザー自身で管理することができる仕組みにすることができるようになりました。

 

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compoundの特徴や魅力

DeFiアプリケーションの1つであるDEXは最近注目を集めており、多くのサービスが提供されています。

その中でも「compound」がこれだけ人気になる理由はどこにあるのでしょうか?
そこでここからは、compoundの特徴や魅力について詳しく解説していきます。

 

レンディングサービスを利用して利益を出せる

通常の仮想通貨取引所の場合、ユーザー同士で仮想通貨の売買が行われています。
しかし、compoundは仮想通貨の貸し借りを行うレンディングというサービスを受けることができる取引所となっています。

つまり、自分が保有している仮想通貨を貸し出してその期間中は金利を受け取ることができたり、人から仮想通貨を借りてその資産を使って取引を行うことができるというものです。

レンディングサービスの魅力としては、金融機関に預けているよりも大きな金利を受け取ることができるという点です。
compoundの場合は通貨によって金利に差はありますが、大きいものであれば仮想通貨を貸し出している期間は6%以上の金利が付与されるので。自分で取引をすることなく利益を出すことができるようになっています。

仮想通貨の取引をしたいけれどもなかなかチャートを見て売買する時間がないという方や、どうやって取引をしたらいいか分からないという方はこのレンディングサービスを利用して、安定して金利を受け取るという投資方法を行う方も多くいます。

まだ仮想通貨レンディングサービスが行えるサービスはそこまで多くないため、compoundに注目が集まっているということができるでしょう。

 

 

COMPというトークンが獲得できる

compoundで貸し借りを行うと、COMPというガバナンストークンが金利とは別に付与されます。

ガバナンストークンとは、そのサービスの中でも新しい開発やプロジェクトの運用に関する投票機能がもらえるトークンのことを指しています。
より多くの方がトークンを保有することによってその価値は向上すると考えられています。

COMPを多く持っていれば、compoundの今後のサービス方針や運営方法について関わることができますし、compoundの知名度が上がれば上がるほどその価値が向上し、大きな資産となります。

COMPが付与される量は、自分がどれくらい利息を受け取っているのかで決められるので、さまざまな通貨を比較してより利益率が高いものを選択する必要があります。

 

cTokenが発行されている

cTokenとは、compoundで発行されているトークンのことです。

compoundで仮想通貨を貸すと、対価としてcTokenが付与されます。
このcTokenは連携しているサービスであれば通貨として利用することができます。

cTokenはイーサリアムの「ERC-20」規格となっているので、便利だと感じるユーザーも多くいるようです。

 

Gatewayによってガス代を節約

compoundは他の大半のDeFiアプリケーションと同様に、イーサリアムのブロックチェーン上で開発されています。

イーサリアムのブロックチェーンではより取引時間を短くスムーズに行うためにスマートコントラクトという機能を活用しているのですが、この契約を行う際にはガス代と呼ばれる手数料がかかってきます。
その上、ガス代は通信が混雑すればするほど、この金額が上がるという仕組みになっています。

現在はDeFiアプリケーションへの注目が高まっており、その多くがイーサリアムのブロックチェーン上で開発されているため、ガス代の高さが問題となってきています。

compoundはそんな問題を解決するために、「Gateway」というクロスチェーンプラットフォームを利用しています。
Gatewayはイーサリアム以外のブロックチェーンとの相互運用ができるようにするプラットフォームのことなので、他のブロックチェーンで開発された仮想通貨も取引ができるようになります。

そのことによって、compoundの利用の際にイーサリアムのガス代の心配をする必要がないため、安心だと言われています。

 

セキュリティの高さが魅力

compoundはDEX(分散型取引所)なので、自分の大切な資産を預けても大丈夫なのか不安に思っている方もいるでしょう。

しかし、compoundは分散型システムのセキュリティ監査を行っているOpenZeppelinという企業から高水準のセキュリティを備えているとの評価を受けています。

このことから資産を預けても安心な業者だということが分かります。

 

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compoundを始めるために必要なこと

では、compoundで仮想通貨のレンディングサービスを始めるためには、何が必要なのでしょうか?

ここからはcompoundを行う上で必要となるサービスについて具体的に解説していきましょう。

 

メタマスクの連携

compoundを利用するためには、メタマスクというウォレットを開設する必要があります。
メタマスクの開設方法は簡単で、Googlechrome上で行うことができます。

開設後はcompoundの公式サイトで手続きを行い、compoundと提携しておくとその後の取引をスムーズに進めることができるでしょう。

 

 

イーサリアムを購入する

compoundで仮想通貨レンディングサービスを利用するためには、イーサリアムなどのERC20トークンを保有している必要があります。

仮想通貨を購入するためには取引所の利用が必須です。
まだ仮想通貨の取引所に口座を開設していない方は、まずは口座を開設して仮想通貨を購入しましょう。

 

国内で最もビットコインの取扱量が多いビットフライヤーであれば、初めての方でも安心して取引をすることができます。

※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

 

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借りる場合でも仮想通貨が必要

compoundを利用したいと思っている方の中には、仮想通貨を借りたいと考えている人もいるでしょう。

ただ、compoundで仮想通貨を借りるためには、借りる額の150%を事前に貸し出す必要があります。
そのため、必ず仮想通貨の購入は必要です。

信頼できる仮想通貨取引所でイーサリアム等のコインを購入するようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?compoundは最近流行しているDeFiアプリケーションを使ったDEXの1つであり、レンディングサービスが魅力と言われています。

レンディングサービスであれば、忙しい方や取引方法が分からない方でも安心して利益を出すことができるでしょう。
その上、取引量に応じてガバナンストークンも付与されるため、効率よく資産を築くことができるDEXだと言えます。

2021年に入ってDeFiアプリケーションの銘柄が大きく高騰している流れに乗ってcompoundも注目を集めているので、ぜひ今のうちに取引を始めておくことをおすすめします。

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。