2021.09.17取引所

【仮想通貨】分散型取引所のユニスワップの特徴やメリットを解説

最近、仮想通貨の分散型取引所(DEX)が多くなってきています。
その中でも注目を集めているのが、「ユニスワップ(Uniswap)」です。

世界中の投資家が多く利用しているため、気になっているという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ユニスワップ(Uniswap)の特徴やメリットについてご紹介していきます。

 

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ユニスワップ(Uniswap)とは何?

 

ユニスワップ(Uniswap)とは、2018年に設立された分散型取引所(DEX)です。

ユニスワップ(Uniswap)は第三者が介入することがない上に非営利目的で設立されているため、プロトコルによって自動化された取引所で取引を行うことができ、手数料がほとんどかからずに24時間取引ができる仕様となっています。

 

分散型取引所とは?

仮想通貨の取引所の中には、中央集権型取引所と(CEX)と分散型取引所(DEX)の2種類に分類されております。

中央集権型取引所(CEX)の場合、運営会社が取引所の運営を行い、一度投資家から仮想通貨を預かることによって取引ができるようになっているのに対して、分散型取引所(DEX)は仲介となる運営会社がなく、投資家が直接取引ができるという点が特徴です。

運営会社がいなくても契約が正しく成立するために、イーサリアム系のブロックチェーンが利用されています。
この方法はより早く透明性の高い取引を実現することができるので、最近では分散型取引所(DEX)の人気が高まってきています。

 

 

ユニスワップ(Uniswap)の特徴・メリット

 

では、ユニスワップ(Uniswap)を使うことによって、どのような恩恵が受けられるのでしょうか?

ここからはユニスワップ(Uniswap)の特徴やメリットを見ていきましょう。

 

AMM形式で早くて安心

 

ユニスワップ(Uniswap)は分散型取引所(DEX)の中でも、AMMという形式をとっています。
AMMとは、日本語に訳すと自動マーケットメーカーという意味になります。

ユニスワップ(Uniswap)が分類される分散型取引所(DEX)の場合、取引を仲介してくれる中央管理者がいません。
中央管理者がいる中央集権型取引所(CEX)の場合は、指値注文を出したMakerの提示価格に合意したTakerが取引を行うという「オーダブック&オーダマッチング形式」が利用されています。

しかし、この仕組みは仲介してくれる業者がいない場合には、不当な価格提示によるトラブルが多く発生する可能性が高く、取引が難しいと考えられています。

そのために使われるのがAMM形式です。
AMM形式とは、トレーダー同士が直接取引を行わず、スマートコントラクトを利用して通貨取引を行う仕組みのことを言います。

スマートコントラクトは契約を成立させることのできる構造となっているので、取引所にある通貨量から適切な価格を一瞬で算出し、その価格をトレーダーに提示することができます。

そのことによって、中央集権者がいなくても適切な価格で取引を成立させることができますし、中央集権型取引所(CEX)よりも早いスピードで取引を行うことが可能となっています。

 

 

資産を預けると独自トークンがもらえる

 

ユニスワップ(Uniswap)は2018年に設立されたばかりの新しい分散型取引所(DEX)です。
しかし、多くの資産が預けられてより流動性が高まっていなければ、投資家が注文した取引を正しく成立させることはできなくなってしまいます。

そのため、ユニスワップ(Uniswap)では独自の専用ガバナンストークンである「UNI」を開発し、特定の場所に仮想通貨を預けるだけで一定のUNIをもらえるという仕組みを用意しています。

投資家からすれば資産を預けるだけで対価としてUNIをもらうことができますし、ユニスワップ(Uniswap)としてはより流動性の高い状態をキープして多くの投資家に登録してもらうことができるようになるので、お互いにメリットがある状態を維持することができるようになっています。

 

誰でも仮想通貨を上場させられる

 

これまでポピュラーと言われていた中央集権型取引所(CEX)では、運営会社が仮想通貨の上場審査を行っており、それをクリアした通貨のみが取引できる仕様となっていました。

しかし、ユニスワップ(Uniswap)では上場審査がなく、誰でも仮想通貨を上場させることができる仕組みとなっています。
そのため、マイナーな仮想通貨も多く取り扱っており、さまざまな通貨を自由に取引することができますし、自分が扱いたい通貨がまだ上場していない場合には自分で上場させることも可能となっています。

 

 

ユニスワップ(Uniswap)を利用する時の注意点

 

ユニスワップ(Uniswap)はよりユーザーが便利に使うことができる仕組みとなっていますが、現時点ではまだ利用する時に注意しておきたい点もあります。

そこで今回は、ユニスワップ(Uniswap)を利用する上での注意点をご紹介していきます。

 

ハッキングされてしまう可能性がある

 

ユニスワップ(Uniswap)はウォレットに資産をいれて個人で管理するという方法です。
しかし、ハッキングされてしまうリスクも全くないとは言えません。

中央集権型取引所の場合は取引所がハッキングされてしまうと、多くの方の資産が流出してしまうので、それに比べると分散型取引所(DEX)の方がリスクは低いとは言えますが、実際に2020年にハッキングによる資産流出事件も発生しているので、リスクがあると言わざるを得ません。

 

資産が持ち逃げされる可能性がある

 

仮想通貨取引所の中には、ユーザーから預かった資産を持ち逃げしてしまうというところもあります。
特に中央集権型取引所(CEX)はそのリスクが高く、実際にそのようなトラブルが発生したこともあるようです。

ユニスワップ(Uniswap)は分散型取引所(DEX)なので、そのリスクは中央集権型に比べると高くはありませんが、より資産管理のシステムが複雑になっているので、その構造を利用して運営サイドの一部の人間が持ち逃げしてしまう可能性も0ではありません。

DEXは最近人気となり、たくさんの取引所が出てきていますが、その中でもユニスワップ(Uniswap)は人気が高いので、狙われる可能性も十分にあるでしょう。

そのため、もしかしたらそのような事態に巻き込まれてしまう可能性もあることを頭に入れた上で、資産を預けることをおすすめします。

 

UNIの価格が下がる可能性がある

 

ユニスワップ(Uniswap)に資産を預けると、UNIという独自のガバナンストークンをもらうことができます。

UNIはそれ自体に価値がついているので、価格が上がれば資産となりますが、たくさん保有していても価値が下がっていってしまえば損失を出してしまう可能性もあります。

UNIも価格変動するということを頭に入れておき、取引を行うことが重要です。

 

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まとめ

 

いかがでしたか?ユニスワップ(Uniswap)は分散型取引所(DEX)の中でも現在最も注目を集めている取引所といっても過言ではありません。
より早く正確な取引を実現させることができますし、資産を預けると独自のガバナンストークンがもらえてお得なので、多くの投資家が資産を預けています。

しかし、まだまだハッキング等で資産を失うリスクも0ではありませんので、そのことを理解した上で利用することをおすすめします。

 

 

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著者プロフィール

NEXT FINANCIAL INNOVATION株式会社 代表取締役 菊山 敬太郎
大学在学中にカナダに海外留学を経て、その後税理士法人で勤務しながら大学院で法学研究科を卒業後、経済情報研究科にも進学し経済を学ぶ。
税理士事務所で勤務と同時に2020年6月にメディア運営の法人会社を設立する。

仮想通貨歴
2017年に仮想通貨の投資に参加。
仮想通貨の売買するだけではなくブロックチェーンの素晴らしさを広めたくなり2021年9月にブログを開設しました。
仮想通貨について15以上取引所を開設し、100種類以上の通貨を売買を継続中。仮想通貨、NFT、DeFi、DAO、GameFi、web3.0などブロックチェーンに関わる分野を色々調べて仮想通貨ブログを運営しています
2024年1月に向けてSNS、WEB3.0、メタバース、NFT、データ解析の仕事ができる企業及び個人と依頼したい企業及び個人の懸け橋となるサイト
【TARIRU】を現在制作中。