仮想通貨は危険?仮想通貨の取引で起こる可能性のあるリスクとは
仮想通貨と言えば、「より短期間で大きく稼ぐことができる投資方法」というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか?
しかし、投資に絶対はなく必ずリスクも生じます。
特に仮想通貨のような新しい投資方法は、まだ制度が整っていなかったり、開発の速度が速かったりするので、短期間でも状況が大きく変わることがあり、そのたびにメリットと同時にリスクも発生します。
仮想通貨の取引で損をする可能性を減らすためには、事前にリスクを理解して取引を行う必要があります。
そこで今回は、仮想通貨の取引で起こる可能性のあるリスクについて解説していきます。
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目次
仮想通貨の取引で起こる可能性のあるリスク
仮想通貨の取引には、さまざまなリスクが生じます。
そのため、そのようなリスクに対処していなければ、大きな損失を被ってしまうことも考えられるのです。
そこでここからは、仮想通貨の取引で起こるリスクを解説していきます。
価格が暴落するリスク
仮想通貨は、法定通貨のように価格の価値を調整する中央組織がなく、ユーザーの需要と供給のバランスによってその価格が決まっています。
そのため、これまでも大きな価格の変動が発生してきました。
最も有名な仮想通貨であるビットコインを見てみても、2010年に取引が開始された当初は10000ビットコインでピザ2枚という低い価値しかありませんでしたが、2021年8月現在では1ビットコイン=約550万円という高い価値がつけられています。
価格変動は短時間の間に起こっており、1日で数十万の価格変動が起こることも珍しくありません。
それだけ仮想通貨の需要と供給は激しく変わっているということが言えます。
仮想通貨で利益を出している人は、その価格変動を利用して利益を出しているのですが、もちろん価格が大きく下落することもあります。
そのため、一瞬で大きな含み損を抱えるということも日常茶飯事です。
そのことを理解しておかなければ、思わぬ損失を抱えることになってしまうでしょう。
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流動性が下がるリスク
仮想通貨は、まだ開発されてまもない通貨です。
そのため、他の法定通貨に比べると取引をするユーザーの数が少なく、取引量が少ないと言えます。
取引量が少ないと、流動性が低い状態となってしまいます。
流動性が低いと、市場が1つの取引のより大きく受けてしまうため、小さな取引で価格変動が大きくなってしまいます。
そのような状態の市場では、自分が売りたいと思った時に想定していた価格で売りぬくことができなくなることが多くあります。
価格が下がっている時に売ることができなければ大きな含み損を抱えてしまいますし、自分が想定していた金額ではないタイミングで売ってしまうと、損失が大きくなってしまいます。
そのため、自分が思ったような取引ができないことも想定しておいた方がよいでしょう。
パスワードを忘れるリスク
仮想通貨は現物がなく、インターネット上に存在する通貨です。
そのため、ネット上で安全に保管するためにパスワードや秘密鍵が用意されています。
これはユーザーしか管理することができません。
万が一自分の仮想通貨ウォレットの秘密鍵をなくしてしまうと資産を引き出すことができなくなり、大きな損失を抱えることになります。
取引所を使っていればパスワードをリセットして再度ログインすることも可能となっていますが、パスワードが漏れてしまうと勝手に資産を引き出されてしまうことも予想されます。
そのため、自分がパスワードを忘れてしまうと、大切な資産が失われるということを理解して管理する必要があるでしょう。
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ハッキングされてしまうリスク
仮想通貨はインターネット上に存在する通貨なので、万が一悪質な誰かがハッキングをして不正な操作によって盗まれてしまうこともあります。
実際に日本でも取引所がハッキングされてしまい、約67億円という莫大な資産が流出してしまったという事件が発生しています。
このような事態になった時にその取引所を使っていれば、持っていた資産がなくなってしまうこともあります。
また、他の取引所を使っていたとしても、流出事件によって仮想通貨を手放す人が増えれば、その価値は一気に暴落してしまいます。
ハッキングの被害は仮想通貨の歴史の中で幾度となく行われてきており、どの取引所もそのリスクを下げるための企業努力を行っています。
しかし、どんなに信頼のできる取引所であってもハッキングされないという保証はないので、もしかしたら資産がなくなるかもしれないということは知っておく必要があるでしょう。
取引所が倒産してしまうリスク
仮想通貨の取引を行う時には、取引所や販売所などのプラットフォームを利用します。
しかし、このような業者が必ずしも倒産しないとは限りません。
実際にこれまでにも倒産した取引所はありますし、倒産した時に自分が預けていた資産が返ってくるかどうかは分かりません。
最近では、万が一倒産した時のための信託保全を行っているところもありますが、すべての取引所がそのような仕組みを導入しているわけではありません。
いつどの会社にどのような事態が起こるかはわかりませんので、取引所選びの際にしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
取引所はユーザーが取引を行う際に手数料を得て運営を行っているので、より取引量が多い業者を選べばそのリスクを軽減することができます。
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送付先を間違えるリスク
仮想通貨の取引では、自分のウォレットアドレスを入力して仮想通貨の受け取りを行います。
その際に間違ったアドレスを指定してしまうと、異なるウォレットアドレスに資産が入金されてしまい、資産を取り戻すことができなくなってしまいます。
このようなリスクを、GOXリスクと呼びます。
きちんと確認したつもりでも入力が誤っていることはあり、仮想通貨の取引を行っている方の中で資産を失った経験があるという方は案外多いようです。
GOXリスクを軽減するためには、一度テスト送付を行って再度取引を行うという「2段階送付」がおすすめです。
誰にでも起こり得るリスクなので、事前に対応しておいた方がよいでしょう。
国からの規制リスク
仮想通貨はまだ新しい通貨です。
近年、一気に知名度が上がってきたために徐々に各国が法整備を始め出しました。
ただ、まだその法整備は万全ではなく、仮想通貨の特徴や起こり得るリスクを慎重に判断しながら進めているという状況なので、まだまだ時間がかかることが予想されます。
仮想通貨の発展は著しいスピードで起こっているので、なかなか追いつけないという状況が続いています。
法改正が行われることによって、これまでできていた取引を行うことができなくなるリスクはありますので、仮想通貨の取引を行う方は仮想通貨に関する法整備が現在どのように進められているのかをチェックして頭に入れておいた方がよいでしょう。
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まとめ
いかがでしたか?仮想通貨は大きく儲けることができる投資方法でもありますが、その分リスクも生じます。
現在はまだユーザーが少なくより価格の変動が大きいため、うまく取引を行えば大きな利益を獲得することができます。
しかし、発生するリスクを理解せずに取引を継続していると、大きな損失を抱えてしまう可能性も十分にあります。
そのため、仮想通貨の取引を行う時には、必ず起こるリスクも頭に入れておき、そのリスクを回避する対処方法を行うことをおすすめします。
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